アンテナの向き等調整してみますが、テレビの映りはあまり改善されず…。
仕方なく、一度「地デジ素人工事記3」で紹介した方法で、アナログ放送に戻して対策を考えます…。
私が住んでいるのは、茨城県は石岡市。ここは東京タワーからの電波を受信している地域だったため、もともと電波状況はあまり良くはない…。
アナログ放送の時から既に映りが悪いことが多かったのです。
「こんなときは、確かアンテナにつける電波の増幅器があったはず!」と、思い調べてみると、程なく「ブースター」というものを発見!
これを説明書どおりアンテナに接続すると、弱い電波も増幅されてテレビは映るようになるそうです。
この「ブースター」はホームセンターで、だいたい¥5000から¥10000位で売っています。
ブースターをつければ最悪何とかなる…。ということは分かりましたが、出来れば余計にお金をかけずに何とかしたいところ…。
しかし、近所の噂では私が住む地域は、地デジ化に際し、すぐ近くにある「燕山」という山に、地デジの中継局が出来たと言っていたことを思い出しました。
「ためしにそちらに向けてみよう」。
アンテナを「燕山」に方向転換し、設定を済ませて再挑戦!
……ダメです…。 映りません。
しかし、ちょっと離れた家では、確かにアンテナは「燕山」に向いています。
これはどういうことか?
実は、私がこの回答を見つけることが出来たのは、一週間後のことでした…。
テレビが映らないので再びアンテナを「東京タワー」の向きに戻します。
このとき、ふと、ウチは見ているテレビが一台だったことを思い出し、「ひょっとして!」と、アンテナからの同軸ケーブルを、「分配器」につなげずに、テレビに直接つなげることを思いつきます。
「分配器」という余計なものを介すると、電波のロスが大きくなり、映りが悪くなるのです。
思ったとおり、地デジ放送の映りはだいぶ改善されました。…しかし、まだ全てのチャンネルは映りません…。
どうすれば良いのか…。
…。
その晩、酒を飲みながら女房と話していたときのことです。
なんの話からか、突然、テレビ嫌いの女房が「テレビなんて捨てればいいのに」と言いました。
これを聞いて、私の中でなにかが突然キレました!
持っていたグラスを思いっきりテレビに投げつけました…!
愛犬の黒パグ「プリン」が突然の出来事に跳ね起きます!
当然、女房もキレます!
幸いテレビのブラウン管は割れずに無事でした。が、後は口論…。
私たち夫婦の関係と、我が家の地デジ化の最大の危機を迎えました…。