ねじは6ミリと小さいので、普通のタップで切ります。
そしてようやく完成です。
一個あたりの製作時間は約10分ほど。
でも、一着につき8個使いますから、全部で80分かかることになります。
何とか効率化することは以前から考えていますが、やっぱり長年使ってもらいたいので、どうしてもしっかりしたものを作りたいところです。
一般に、削りだしという方法で物を作るときは、このように、工作機械を組み合わせて、行程を考えながら作らないと、思い通りのものは出来上がりません。
ハングに使われている部品の中でも、ノーズワイヤーのキャッチャーや、クロスバーのテンションワイヤーを掛けるキャッチャーなどはハング独特の部品のため、同じような感じで、ボール盤や、フライス盤(旋盤と違い、削られるものが固定され、削り歯がX,Y,Z三軸を移動する機械)を使って、一品一品作られています。
また、ウイルスのグライダーの各所に使われている削りだしの部品は、最初からその断面形が、ある程度その部品の形に近いアルミの棒をアルミ業者に製作依頼し、それを金太郎飴のようにカットして、形を整えて製品にしています。
以前しばらく働いていましたが、ウイルスの工場を見学させてもらうと、なかなか面白いですよ。
機会があれば是非!