飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ピラミッドは、こうすれば作れるんじゃないかな?その4

2019-05-29 20:23:12 | うんちく・小ネタ(absurd story)
突然ですが、皆さんはピラミッドは上から見ると「正方形」になっていると思っていませんか?

多くのピラミッドは、確かに上から見ると正方形になっているのですが…。

有名なギザの3つのピラミッドの形は、実は…。

上から見ると、ヒトデのような8角形のかたちになっているのです!



この形。実は、もし内部で「水圧」のような大きな力がかかった場合、より丈夫になる形でもあるのです!

その理由は…。

くぼみの部分が、ちょうどアーチ橋の石積みと同じ理屈で、力が左右に逃げていくためです。



ちょっと考えると、前回までの私の空想の「ピラミッド水道施設説」で考えると、内部からの水圧を均等に受ける「円錐形」が一番丈夫になるように思え

るのですが…。

円錐形を石積みで作った場合、個々の石の形が「扇型」にならざるを得ないため、内部からの力がかかると、石どうしが広がる形になってし

まい、崩れやすくなってしまうんです!


実は、このピラミッドの不自然な形も、私が「ピラミッド水道施設説」を思いつく一つの要因となりました。


ここまでの私のブログを読んで、「でも、エジプトって砂漠でしょ!平地ばかりで高低差があまりないはずだから、逆サイフォンの原理を使ったとして

も、そんなに都合よく水が流せないんじゃない?」。多くの方がそう考えると思います。

そこで、エジプト周りの高低差を調べてみました!

で、その結果は…。



実は、意外とナイル川河口の手前まで、高低差があったのです!

(ちょっと奥まで行けば、有名なアスワンハイダムまでありますしね!)

そして、ピラミッドがある場所も調べてみると、ナイル川に沿って建設されたものがほとんどなのです!

このような立地条件ならば、古代エジプト人は水を確保するために、何らかの水道施設を作っていたとしてもおかしくないと思えるんです…。


少し新しい時代に栄えた「ローマ帝国」の場合、水道を作ろうとした場合、ローマの周りは山あり谷ありだったため、「逆サイフォンの原理」で水道を

作ろうとしても、山にトンネルを掘る高度な土木工事が必要になったため、そのような工事は避けて、わずかな傾斜をつけた、流れによる水道が主に作

られていました。

しかし…。

エジプトの場合は、その文明は川に沿って築かれており、しかも、河口付近はデルタ地帯や砂漠などの平原…。

そのうえ、地面の多くは掘削しやすい「砂」です。

この条件って、「逆サイフォンによる水道施設」を作るには、最も向いている土地の条件でもあるんです!

次回は私の妄想の最終回!

もうちょっとお付き合いくださいね!


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ピラミッドは、こうすれば作れるんじゃないかな?その3

2019-05-19 21:06:45 | うんちく・小ネタ(absurd story)
前回、突然出てきてしまった「ピラミッド水道施設説」…。

ちょっと、読んでる読者の方は面食らってしまったかもしれませんね!

でもコレ。今までピラミッドの謎について考え続けた私的には、そう考えざるを得ないものがあったから、今回あえてこのブログの中で公表

させていただきました!


ではなぜそう考えざるを得なかったのか…。

それについて、お話しさせていただきます!




まず、現在の水道施設って、どのようになっているのかお話しさせていただきます。

下図は、現在の水道システムをかいつまんで説明したものなのですが…。



水を高いところへ上げるには、ポンプの力によって水圧をかけて持ち上げることが基本になっています。


現在は、動力を使うことによって水を上へ持ち上げたり、あるいは、遠くに送り出したりしているわ

けですね!

さて、ここで前回私が皆さんにご紹介した図を、もう一度出してみます。



この図では、現在のように動力となるポンプはないのですが…。

実は、高いところにある水の「位置エネルギー」をポンプ代わりとして、水を送り出すシステムが成り立っているので

す!



詳しく言えば、最初、水の給水口となる場所が高いところにあれば、その水圧にて水を送り出すことが出来るわけで…。

更に、遠く離れた場所で水路の抵抗で水圧が落ちたとしても、逆サイフォンの原理を使い、ピラミッドのような建物を使って、時間をかけ

て水面の位置を上げる
ことをすれば、再び水圧を復活させることが出来るわけですね!


そして、この原理を使って、複数のピラミッドで水圧を復活させることを続けていけば、まったく動力を使わずして、

エジプト中に水を送るという魔法のようなことが、現実的に可能になるわけです。




ここで、頭の回転の速い方は…。

「水圧を復活させるだけの目的で、あんなモノモノしいピラミッドを作る必要って、本当にあるの?

そう思われるかもしれません。

確かに、ただ、単純に水圧を復活されるだけならば、あんなモノモノしいピラミッドを築く必要がなさそうに思えるのですが…。

ところがドッコイ!水圧って魔物なんです!だから、あのような建築物が実際には必要になってしまう

んです!



例えばクフ王のピラミッドを例にとって考えてみます。

クフ王のピラミッドの高さは約140メートル。

もし、その中に水圧を上げるための水室を「100メートル」の高さで築いたとします。

ピラミッドの最低部。100メートル下の水圧はどのくらいになるかというと10気圧。1センチ平方当たり10キログラムの水圧になりま

す。


コレ、1平方メートルに換算すると100トンもの力になってしまうのです!

更に…。

構造物にはどんな時も絶対に壊れないように、その強度に余裕を持たせる必要があるのですが…。

その余裕のことを「安全率」という特別な言葉で表現しています。

現在、構造物などには10倍の荷重に耐えられる安全率を持たせて設計していますが…。

古代エジプトといえども、建物を確実に守るためには、その「安全率」はたいして変わりはなかったはずであり…。

そう考えると…。

なんと、1平方メートルあたり1000トンの荷重に耐える構造が求められるわけです!


実際…。

現在でも石積みで水圧に耐えている構造物にロックフィルダムというものがありますが…。



石積みで水圧に耐えようとすると、このくらいのモノモノしい構造物になってしまうのです!


私は思うのですが、古代エジプト人は大変頭の良かった人たちであるはずです。

彼らはピラミッドの建造の他にも、人類で一番最初に地球の大きさを、計算でほぼ正確に割り出したりもしています。

そんな賢者である古代エジプト人が…。

あれだけの大きなピラミッドを築きながら、その内部や地下に「ちょこっと」水路を設けるだけで、エジプト中に水を送ることが出来る水道

システムが作れることに気づいていなかった…。と、考える方が、むしろ不自然に思えて仕方なくなってきたのです!



実は、ピラミッドを詳しく見てみると、今回の私の「ピラミッド水道設備説」をまるで裏付けるかのように、ピラミッドがその内部から水圧に耐え

られるような構造になっていたのでした!


次回ではそのことについてご紹介いたしましょう!!


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「むーちんさん」にお会いしました!

2019-05-10 16:37:32 | 旅(freedom person)
先日、旅ブログ界で話題沸騰の「むーちんさん」にお会いしました!



むーちんさんは、写真のようなキャンピングカーを自作され、まずは「混浴露天風呂巡りの日

本一周旅」をされ、更に現在は時計回りで海岸線を巡る日本一周旅をされています。

むーちんさんのブログは、一見ハチャメチャ(むーちんさんごめんなさいm(_ _)m。)のよう

なのですが、実はよく読むと、登場人物の方や読者の方たちに対して、細かな心配りがされて

いたりして、読んでいてとても楽しいです。

今回、私の方からコンタクトを取ってお会いしていただいたのですが、まさにブログのイメー

ジそのものの、とてもフレンドリーで楽しい方でした。

その夜はお酒を交えながら、いろいろと旅の話をさせていただきました。

むーちんさん。楽しい時間をありがとうございました!

むーちんさんの今回の旅も、あと、東北地方の日本海側と、北海道の一部を残すのみとなり残

りわずか…。

でも、お酒の席でちらりと言われたのですが、この日本一周旅が終わった後も、また新たにテ

ーマを決めて旅をされることを考えてられているようです。

むーちんさん。今回お会いいただきありがとうございました!

これからもお元気で、旅を楽しまれて下さいね!

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ピラミッドは、こうすれば作れるんじゃないかな?その2

2019-05-02 21:45:55 | うんちく・小ネタ(absurd story)
前回では、ピラミッドはひょっとしたら逆サイフォンの原理を使ったら作れるんじゃないかな?

ということを、私の勝手な想像100パーセントで述べさせていただきました!



(詳しくは前回参照)


今回は更に突っ込んで、ピラミッド作りにどうしても必要な巨石の扱い方を、私の勝手な想像100パーで解説したいと思います!


まず、前回ご説明した水を使用しての巨石の移動説では、実は実際にこれを行うと、一度動き始めた巨石は、

トロッコの落下加速度のために、どんどんその動きが速くなってしまい、危険なことになる
という困った現象が起こってしまいます。

これについては、下図のような簡単なロープワークでも、十分解決可能と考えています。



でも、実際は古代エジプトの方たちは、私なんかよりももっと頭がよかったと思いますので、おそらく、もっとスマートなロープワークを考えつい

ていたでしょう。

更に、巨石を移動させるためのスロープなのですが、これは砂を盛

り上げて作ることが、最も合理的なように思えます。


砂を盛り上げた形でスロープを作ると、巨石が砂にめり込んで、スムーズに動かないように思えるのですが…。

それがミソなんです!

砂の上では、おそらく動きがスムーズになるように、下図のように木材を並べてコロにしていたように思えるんです…。



で…。

このやり方の場合。

万一、巨石の動きに暴走が出てしまった場合、コロを敷くのをやめれば、巨石が砂にめり込んで一気に抵抗が増えるた

め、簡単にその暴走を食い止めることができます。


これは、作業の安全を確保するうえでとても重要なことです!


更に、コロを使って動かした場合、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、下図のようにコロを置くときに角度をつけてやると、巨石は曲

がって進んでくれます。




上記にご説明した技術を使い、更に、水を使って大きな力を発生させることができれば、ピラミッドは考えるよりも容

易にできてしまうように思えるのです。


古代エジプトの人たちは、巨石の扱いにはかなり長けていたはずです。

よく、「現在の技術を使っても、ピラミッドは数十年かかる…。」なんて言われますが、実は、現在の技術よりも、むし

ろ、スムーズにピラミッドを作っていたように、私には思えるのです!




さて、今回このように私はピラミッドの作り方を、想像だけで考えてみたのですが、そんなことをしているウチに、

ピラミッドをうまく使うと、とても面白いことができることに気が付いたのです!



それは…。

水道なんです!

これはどういうことかというと、もし、ピラミッドの中に水室を作ったとすると、平地はも

ちろん、高さのある丘の上や高い建物の上へまで、水を上げることが可能になることなんです!




これは、前回ご説明した「逆サイフォンの原理」にまつわるものなのですが、いくら逆サイフォンを使ったとしても、あまりに水路が長かった場合、そ

の抵抗で水圧が低下してしまい、スムーズに水が出なくなってしまいます。

しかし、もしピラミッドの中に水室があったとしたら、再び水圧を上げることが可能なんです!


そうすれば、引き続きスムーズに水を送ることが可能となり、理論上ピラミッドの水室の高さまでならば水を運ぶことが出来ます。

更に、ピラミッドの中で大きな「水圧」に上げられた水は、遠くまで流れることも可能だったでしょう。

このことは、砂漠で文明を築き上げるためには、とても重要なことではないでしょうか?


次回では、この辺の水道の話についてお話ししたいと思います!


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