皆さん!パラシュートのリパックはちゃんと定期的に行っていますよね!
ベテランになってくると、かえって空を飛ぶことに慣れてしまうために、リパックのような基本的なことが、結構おろそかになってしまっている方が多いように思われます。
ところでパラシュートのリパックはなんのために行われていると思います?
パラシュートを乾かして開傘を早くすると言うのは二番目の目的…。
一番の目的は、実はちゃんと開くかどうかチェックすることにあるのです!
ですから、リパックのときは、ショップにそのままリパックをお願いして自分は帰ってしまう!のではなく、必ずシミュレーターにぶら下がって、実際にパラシュートを取り出して、本当に問題なく取り出せるかどうか、自分でチェックしてみないといけないのです!!
結構多くのハーネスで、パラシュートの取り出しに問題のあるものを、実際に見かけます。
やはり、本当に自分で取り出してみないと、結構分からないのもなのですよ。
多くあるトラブルは、以前でもご紹介した大型パラシュート挿入による取出しにくさ…。
それにパラシュートノブ、あるいは、延長したトグル分でパラシュートのピンがはずれない、あるいはピンははずれてもトグルが長すぎてパラシュートが出てこない!というものがあります。
そのほかにも、もともとパラシュートが間違って挿入されている!?例、ひどいものではプルダウン方式のパラシュートのリパック時に使われるパラシュートをまとめる紐が取り忘れられている(つまりパラシュートが開かない!)状態のものも、わたしは今まで結構見てきました。
怖い話ですが、実際にシミュレーターにぶら下がってパラシュート取り出しを行って見ると、やっぱり半分近いものが何らかの問題を持っているようです。
ですから、パラシュートのリパック時は必ずご自分で本当にパラシュートが問題なく出てくるか、チェックしてみましょう!