前回では、煙突の掃除棒を外の煙突部材である「90度T」の底蓋から、室内のストーブまで通しました。
さあ、これからが煙突掃除本番です!
まずはブラシを取り付け‥・

ブラシは市販のものです。
このブラシはネジ式で装着していますが、万一煙突内でブラシや掃除棒が回転してしまうとブラシが煙突の中で外れることが考えられるので、念のためにガムテープをネジ部に張り付けておきます。

この後、ブラシを煙突内に挿入し、「煤受け」になるものを下に置いて、いよいよ掃除が始まります!

煙突掃除は外からブラシを動かして行いますが、煤が外に飛び散らないように、袋をかぶせておきます。
1,2,3,4‥。
掃除棒を前後に動かしながら、ゆっくりとブラシの位置を変えていき、煤を取り除きます。
申し遅れましたが、この掃除棒。外からブラシを取り付けて内部に向かって掃除していってしまうと、例の「90度曲がり」の部分で引っかかってしまいブラシを進めることが出来ず掃除できませんでした。
しかし、掃除棒を引いていく形で、ストーブ側にてブラシを取り付けて上に向かって掃除していくと、うまく90度曲がりを通り抜けてくれました!
これは、何度か失敗しているうちに発見しました!
さて、これで90度Tより下の煙突は掃除できました。
残りはそこから上の部分になります。
この部分の掃除は、何度か煙突掃除をやっているうちに、煙突トップからブラシを挿入する方法に落ち着きました。
まずはハシゴをかけますが、横に倒れないようにロープで固定します。

煙突トップを取り外して、上からブラシを挿入‥。
今度は上から煙突を掃除していきます。
先ほど90度Tに取り付けた袋には、どんどん煤が落ちていきます‥。
そして、この部分の煙突も掃除終了。
この際だから、煙突トップも掃除しておきましょう!

煙突トップは、ブラシで煤を取り除いた後、更に美しくしたいときは、ストーブの「灰」を使って磨くと、結構きれいになります!
きれいになった煙突トップを取り付けた後、チェックもかねて外の二重断熱煙突部分も拭き掃除を行っていきます。
これで煙突掃除終了!

きれいになりましたね!!
ここまでやればしばらくは心配いりません。
この時は大量の煤が出てしまい、あまりに恥ずかしいので写真のアップは勘弁してください!
言い訳として、大量の「ヒマラヤスギ」の薪を燃やしたことが原因と思われます。
松に近い仲間なので、当然煤も多いのだと思います。
煤の状態自体は「パウダー状」で、タールなども見られず、それなりに良好には燃焼していたようです。
ウチは分け合って切られてしまった木は、なるべく薪にするという方向で、薪ストーブを楽しんでいますが、さすがにあまり良い薪ではなかったようですね‥。
現在ストックしている薪は、ナラ、クヌギ、コナラ、アカカシ、カキ、ケヤキと、そこそこ良い薪ばかりなので、来シーズンは、きっと煤が少ないでしょう!
ちなみに、一般的にはウチのような「壁だし」の形式の煙突の場合、分解して掃除するか、もしくは、ブラシにロープを取り付け、更にブラシの下に「チムニーボール」というおもりを取り付けて掃除するようですが、この方法だと「90度曲がり」の部分の掃除が不十分に思い、また、うっかりロープを離したら、おもりがストーブを直撃!!ということも心配だったので、このように細いグラスファイバー棒を使って掃除する方法をとっています。
まだまだ改良の余地、たとえばブラシと掃除棒のジョイントにスプリングを使って、更に滑らかに掃除できるようにするなどのことは出来ると思いますので、今後の我が家の煙突掃除の進化をお楽しみに!!