このブログでもご紹介したように、我が家の愛犬が先週虹の橋を渡っていきました…。
長年かわいがっていた愛犬。
皆さんは、さぞかし私が寂しがっているだろうとご心配されているかと思われるのですが…。
実は、意外と平気!結構、日常生活がおくれています。
なぜかというと…。
ペットロスに備えて、あらかじめ私の中で「備え」をしておいたからなのです!
じゃあ、具体的にどんな備えをしておいたのか…。
多くの方がこの問題に悩まれていますので、ちょっと私がとった方法について公表してみます!
まず、飼い始めた時からペットは死ぬものだと悟ること。
当たり前のことですが、ペットがあまりに可愛いので、このことを忘れてしまいがちです。
しかし、どんなにかわいいペットでも必ず死にます。
そのことを、飼い始めた時から常に意識することは大事だと思います。
その時が来たら、ペットが何を欲しているかだけを考える。
いざペットが死を迎える時が来ると、飼い主さんなら「この子と離れたくない!」と考えるものです。
でも…。
でも…。
生き物は必ず死にます。
そのことを考えて、
自分が寂しい!この子と別れたくない!と思うのではなく…。
今までありがとうね!どうすれば一番うれしいかな?と、ペット気の持ちを最優先に考えること
が大切だと思います。
ウチは、できるだけうちの子が負担にならないように、
つらくなる延命については避けるようにしました。
獣医さんとじっくりお話をし、必要最小限の処置だけしていただく…。
その方法を選択しました。
具体的には、痛み止めだけ処方してもらい、最後は点滴も打つことはやめました。
出来るだけ楽な最後の迎え方を優先させたのです。
後悔が残らないように、ペットがしてほしいことは全部してあげる。
うちの子は特に甘えん坊な子でした。
とにかくダッコが大好き!
だから、この子が望むように、できるだけダッコの時間を多く作りました。
本当、後悔が残らないようにできるだけ多くです。
後悔後に立たず…。
出来ることはできるだけしてあげて、ペットが幸せになれる環境を作ってあげました。
こうして、後になって「こうしておけばよかった…。」と、後悔する要素をなくしていったのです。
そして、最後の時を迎えます…。
この時、当然なのですが、
私は私の膝の上でこの子の最期を見取ってあげました。
この子にとっては、この最後の迎え方を一番望んでいたと私は考えたからです。
うちの子は、リラックスした様子でいたのですが、最後にちょこっと手足を動かした後、呼吸が止まり尿がこぼれだしました。
この瞬間に、この子が死を迎えたことを私は知ることが出来ました。
おそらく、ちょこっと体を動かしたのは、心臓が停止するときに苦しかったからでしょう…。
こうして、出来るだけペットが望んでいるであろう「死の迎え方」を実践してあげました。その努力の結果、
私は「この子にとって一番望んでいる最後の迎え方をさせてあげられた!」と、今考えています。
そしてそのことは、今、私の心の中に「後悔」を作らなかったため、とても気持ちよ
くうちの子を見送ってあげられたと思えています。これって結構ペットロスを防ぐうえで大事だったと思えます。
ペットが逝ってしまったら、ペットの物は出来るだけ早く処分する。
分かってはいても、ペットが使っていたものはなかなか片付けられないものです。
でも、客観的に言って、ペットが使っていたものは明らかに「不要」となってしまいますよね。
そのようなものは、できるだけ早く処分してしまった方が良いと思います。
これはなかなか踏ん切りがつかないとこだとは思いますが…。
気持ちに整理をつけて、できる範囲で実行していく方が良いと思います。
ペットがいたことにより、出来なかったことに興味を向ける。
今はネットが自由に使える時代です。
ペットがいたことにより、家庭が明かるくなったとは思いますが、同時に「制約」も付きまとうことはあったと思います。
例えば、ペットを連れていたがために、宿に泊まれなかったとか…。
そんな、ペットを連れていたがために今までできなかったことについて、ネットなどで調べて興味を広げていくこ
とは、結構ペットロスを防ぐうえで重要だと私は思います。
私は現在、ペットを連れた旅では、泊ることがかなわなかった宿などのホームページなどを見て、おいしそうな料理などの写真を眺めながら、次の
旅のプランなどに夢を膨らませています。
そして最後…。
なんだかんだ言ってもペットロスはやっぱりつらいです。
私もいろいろと手を尽くして、それに備えていたつもりなのですが…。
ほとんど条件反射的に、死んでしまった後でも、「うちの子が寒がっていないか。」「寂しがっていないか。」なんて、仕事をしていても無意識に
考えてしまいます。
もう必要のないことなのに…。
そんなことを思ってしまった直後に、どうしようもない寂しさに襲われてしまうのです。
しかし…。
こればかりは、「時間」しか解決してくれないのではないでしょうか?
とにかく、ペットロスを癒してくれるのは「時間」しかないと思います。
でも…。
上にご紹介したことを実践していただければ、随分ペットロスの悲しみを小さくしてくれ、そして、ぺットロ
スを癒してくれる最大味方「時間」も短いものにしてくれると私は考えています!
下の写真は、実はうちの子が逝ってしまう24時間前に撮った写真なのですが…。
とてもリラックスし、幸せそうな表情を見せてくれました。
おそらく、死期を悟って体内モルヒィネが放出されて気持ちよくなっているのだと思います。
こんな表情を見せてくれたおかげで、私の心は、今、随分救われました。
死んでいったペットだって、あなたがいつまでも悲しんでいることは望んでいないはずです。
きっと、「この後も元気で暮らしてね!」と、願っているはずです!