飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

私からの旅グルメ情報 その4

2017-09-30 16:14:44 | 旅(freedom person)
私からの旅グルメ情報。今回は青森県下北半島にあるぬいどう食堂です。

マグロ漁で有名な大間の近くになりますが、正直、このお店のある場所は、かなり何もないところです。

大間から更に細い道を30分ほど行くと、福浦という小さな集落がありますが、その集落の道路沿いになります。

正直、普通はまず通らないような道です。

実はこのお店、私は大間へは毎年のように行っているにもかかわらず、昨年初めて知りました。

小ぢんまりとしたお店なのですが、人気があるので昼時になると平日でも結構行列が出来ます。

で、ほとんどのみなさんはこれが目的なんです!



うに丼セット 1500円!

しかもこのウニ、獲れたてでミョウバンなど保存料は使っておらず、ウニ本来のおいしさが楽しめるんです。

これがとにかく、ウニ本来の甘さがあり美味しい!

安いうに丼というだけならば、北海道苫小牧の「マルトマ食堂」の方が上だと思いますが、ミョウバンなどの保存料を使わず、ウニ本来のおいしさが楽しめるのが、このぬいどう食堂のうに丼の魅力です。

ウニという食材は、実はものすごくデリケートなものなんです。

獲ってすぐに塩水に浸して、更に長時間の保存が必要な時は、ミョウバンなどの保存料を使います。

そうしないと、すぐにウニの身が溶けてどろどろになってしまうんです。

これは、生きたままウニを輸送しても、結局ウニが環境の違いを感じ取って弱ってしまうため、やはり、どろどろになってしまいます。

つまり、ウニを本来の味のまま長時間保存することは無理なんです。

そのため、まず、都市などでは本当に旨いウニを食べることが出来ません。

本当に旨いウニを食べたいのであれば、物流がしっかりした現在においても、現地まで赴いて獲れたてを食するしかないんです。

今回ご紹介するぬいどう食堂は、もちろん目の前の海で獲れたウニを、時間をおかずにうに丼として出してくれます。

だから旨いんです!

この獲れたてのウニを食べさせてくれるスタイルで有名なのが、北海道積丹半島のウニです。

積丹半島では、ウニの猟期になると、わざわざ本当に旨いウニを食べたい方たちが、現地の寿司屋などで行列を作っています。

確かに、積丹半島のウニは一番美味しいと思います。

しかし、1500円というお手頃価格で、同じように獲れたての美味しいウニを食べさせてくれるぬいどう食堂さんも、かなりスゴイと思い、今回ご紹介させていただきました。

以前、旅の途中でウニ番屋を見学させていただいたことがあるのですが、正直、ウニを食べられるまでするのって、本当に大変です。

海で獲ってきたウニを、出来るだけ早くさばいて、一つ一つ、絶対にゴミが入らないように、そして、豆腐のように柔らかいウニを崩さないように、丁寧に取り出していかなければなりません。

食べるほうは、「美味しかった」で、すぐに食べ終わってしまいますが、一杯のうに丼を作るために必要なウニを取り出すためには、結構な手間が必要なんです。

そんな手間のかかるうに丼を、こんな低価格で食べさせてくれるって、本当、漁師の方やぬいどう食堂さんに感謝しなければいけません。





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私からの旅グルメ情報 その3

2017-09-21 20:43:17 | 旅(freedom person)
私からの旅グルメ情報。 今回は、秋田比内やの親子丼です。



写真の親子丼。

鶏肉、玉子ともに比内地鶏のものが使用されています。

そして、普通入る玉ねぎはなく、鶏肉と玉子のみの本当の意味での親子丼です。

私は、この親子丼は日本一うまいのではないか!と、思っています。

少しかためながら、しっかりと旨みののった比内地鶏の肉。この鶏肉はあらかじめ炭火で炙っており、さらに香ばしさも出ています。

これに、絶妙といえる火の通し加減の比内地鶏の玉子…。

この二つがごはんの上にのせられて、得も言われぬほどのハーモニーを奏でているのです!

鶏肉が少しかためなのは、肉のうまみを最大に引き出すために、少し年をとった比内地鶏を使っているからだと思います。

正直、この記事を読んでいる方の中には「比内地鶏と言っても、そんなに普通の鶏肉と変わらないんじゃない?」と思っている方もいらっしゃると思います。

これが違うんです!やはり比内地鶏は普通の鶏肉と明らかに違うんです!

比内地鶏には、しっかりとした旨みがあるんです。

比内地鶏を食べてみると、いかにブロイラーは味がない肉かはっきりわかります。

これは特に、塩の焼き鳥で試してみるとはっきりとわかります。

比内地鶏を塩の焼き鳥にすると、今までの焼き鳥はいったい何だったんだと思うくらいおいしいです。

上の秋田比内やの親子丼は、秋田は大館市にある秋田比内や本店のもの…。

この秋田比内やは、他にも日本各所に何店舗かの支店も出しているようです。



私がここの親子丼を知ったのは、前回の嶽きみ同じ理由で、ハンググライダーの大会がきっかけでした。

地元の方がおいしいから是非行ったほうが良いと勧められて、初めて知りました。

それ以来、私はここの親子丼の大ファンになったというわけです。

ここのお店、接客もとても丁寧で気持ちが良いです。

ちなみに…。

写真にはありませんが、上の親子丼のセットには、食後にコーヒーまでつきます。





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私からの旅グルメ情報 その2

2017-09-13 22:00:46 | 旅(freedom person)
私からの旅グルメ情報。今回はこれです!



え!ただのトウモロコシなの?

そう思ったあなたは大間違いをしています。

これ、ただのトウモロコシではないんです。

岩木山の中腹だけでしかとれないトウモロコシ。その名も「嶽きみ」なんです。

この嶽きみ。その糖度は18度以上。なんとメロンに匹敵するとも言われる、日本一甘いトウモロコシなんです。

このトウモロコシをひとかじりすると、当然ながらその「甘さ」に誰もが驚いてしまいます。

ではなぜそんなに「嶽きみ」は甘いのか?

それは、岩木山の中腹という場所に秘密があるようです。

この場所、お盆を過ぎると、その寒暖の差が著しくなり、この気温差がトウモロコシに他の場所では出来得ない甘みを与えるのだそうです。

そのため、岩木山中腹の嶽地区でのみとれる、この甘いトウモロコシを、特別のブランドとして「嶽きみ」と呼んでいるのです。


私が嶽きみを知ったのは、もう20年以上前のこと…。

その頃は、毎年岩木山ではハンググライダーの大会が開かれていたのですが、この大会の中で知りました。

ランディング場のすぐわきに、たまたまこの嶽きみを売るお店があり、さらに、運が良いことにそのお店ではビールも売っていたのです。

気持ち良く飛び終わった後に、このお店で嶽きみとビールを買ってしまうともうおしまいです!

グライダーの日陰の中で、仲間たちと話をしながら、嶽きみとビールを楽しみます。

当然ですが、双方とも一本で足りるわけがありません…。

そんな時間がすごく楽しみで、遠方でありながらも、ついつい岩木山に行ってしまったものです。


今ではもう岩木山では大会が開かれなくなりましたが、先日この嶽きみ食べたくて、久しぶりに岩木山に寄ってみました。

嶽きみのあのうまさは、今も健在でした。





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私からの旅グルメ情報 その1

2017-09-05 14:45:09 | 旅(freedom person)
私は結構旅好きで、よく遠出していろいろなおいしいものを食べています。

そんなおいしいものの中でも、「これは!」と思ったものを、数回に分けてご紹介したいと思います。

まず、初回は道の駅鳥海ふらっとの岩ガキです。



これ、普通の岩ガキではありません。

鳥海山の伏流水と海水が混ざる環境の中で育った岩ガキです。

この環境、よほどカキにとって生育しやすいもののようで、みが牡蠣殻からあふれんばかりにぷっくりと太っています。

おそらくそのためでしょう。クセがなく、濃厚なカキの味がしてとても美味なんです!

ある旅行評論家が、「旅で食した中で一番うまかったもの」にあげていたのを目にしたこともあります。

そのくらいおいしいのです。

しかしこの岩ガキ。

資源が限られているため、その獲る量には漁獲制限がもうけられています。

そのため、獲れたものはほぼ間違いなく現地で消費されてしまい、あまり外へは出回っていません。

噂では、現地の人がおいしいのを知っているため、ほとんど地元の方が食べてしまっているとも聞いたことがあります。

だから、あまり世間には知られていないのだと思います。

今年の夏も、ここによって食べてきました!

やはりとても美味!

わざわざここまで来た甲斐がありました。

ここの岩ガキ。私は何度も食べに来ていますが、ごくまれにですが今までハズレもありました。

これは、おそらく伏流水のない海水だけの環境で獲れたものだと思います。

ですから、頼まれるときは2個以上で頼んだほうが良いと思います。

この岩ガキ。6月から8月の限られた期間でしか食べることができません。

今年はすでに猟期終了。

食べてみたい方は確認したほうが良いです。

なお、同じ販売店で売られている銀カレイも大変人気が高いです。

こちらは串に刺して焼きたてを食べさせてくれますが、混雑時はかなり順番待ちになってしまうことは覚悟しましょう。







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