飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

使うほどに調子良くなる薪ストーブ!

2019-12-22 21:16:14 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
我が家はバーモントキャスティングス社のアクレイムという薪ストーブを、今年で9シーズン使っていますが…。

使うほどに調子が良くなる!!

もちろんこれは、毎年しっかりメンテナンスしているからなんですが…。



薪ストーブは一生もの!なんて、思っておられる方も多いと思いますが…。

実はそうでもない!結構メンテナンスが必要なものなのです。

内部のガスケットなどは、3シーズンも焚けば結構くたびれてしまいますし、ちょっと高温で焚いてしまったりすると、部品もイカレたりする…。

注意して使わないと、壊れることもあり得るものなのです。


私は、薪ストーブに結構ハマってしまったので、そのメンテナンスもすべて自分で行っています。

一通り、メンテナンスはすべて出来るようになったのですが…。

出来るものならば、より、完ぺきな状態で美しい焔を楽しみたい!

という欲求もあり、こまめにメンテナンスするようになりました。

その、こまめな努力の結果でしょうか…。

どんどん薪を食わなくなってきているようなのです!

もちろん、暖かさは十分なものがあります。

薪ストーブを始めた最初の年などは、熾が出来るごとに、薪を3本(牛乳パックサイズ)ほどくべていましたが…。

それが、いつの間にか2本位で十分になってきました。

これは、使用する薪の乾燥度が上がり、薪が良くなった影響もあると思います。

しかし、今年に至っては、内部のパーツも交換したこともあると思いますが、更に薪を食わなくなりました!


これだけ調子良くなったのも、いつのお世話になっている薪焚亭さんのご指導も大きかったと思います。

薪焚亭さんは、バーモントキャスティングス社の薪ストーブには詳しい方なので、ヘッドのガスケット化などのノウハウなどをいろいろ教えていただき

とても感謝しています。

今年は暖冬の影響もあるかとは思いますが、今まで消費した薪は2立方メートルほど…。最初の年と比べると2/3ほどです。

この先、どれだけ薪の消費が抑えられるか楽しみです。


このアクレイム、ちょっと油断できないところもあり、燃焼が進み始めると、どんどん温度が上がる傾向があったりと、クセの強さもありますが、一方

薪のサイズと置き位置を工夫してあげると、少ない薪でも二次燃焼に入れられたりと、扱いこなしが分かってくると面白いストーブでもあると思いま

す。


もう、生産が中止されたモデルではありますが…。

部品が手に入る限り、このアクレイムを完ぺきな状態に維持し続け、末永くこの薪ストーブを可愛がってやりたいと思います!





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たった1秒の出来事から学んだこと…。

2019-12-17 19:10:32 | 旅(freedom person)
私は旅が大好き!

日本中、ほぼすべての場所にはいってしまいました。

そんな旅の中では、当然印象に残る出来事もあるわけであり…。

今回は、そんな旅の中でも、たった1秒の出来事でしたが、とても印象に残ったことをお話ししたいと思います。



その日は、日本本土最南端の「佐多岬」を目指して私は走っていました。

佐多岬は、九州の最南端。

鹿児島からフェリーを使わずに行ったら、片道だけでもまる1日かかるような遠い場所です。

私は、とにかく本土最南端へ行ってみたいという欲求だけで、あまり観光地もない佐多岬を目指しました。

ようやく佐多岬を目前としたとき、料金所を通ることになったのですが…。

確かその時、通行料として800円ほど支払ったと思います。

「う~ん。佐多岬まで10キロないくらいだと思うけど仕方ないか…。」

そう思い、料金所にいたご老人にお金を払って有料道路へと入ったのですが…。

有料道路の中は、お世辞にもきれいとはいいがたい道…。

道路はひび割れているし、うねっているし…。明らかに整備されていません。

「こんなところまで来る観光客なんかほとんどいないから、道路整備のお金も出ないんだろう…。」

そんなことを考えながら、私は目的だった本土最南端の地まで行き、満足した後に、再び来た道を帰って料金場を出たのですが…。

この時、その1秒の出来事が起こりました。

料金場をスーっと通って、何気なくバックミラーを見てみたら…。

先ほど、料金所でお金を徴収していたご老人が、わざわざ料金所の外に出て、被っていた帽子を取って、

大きく手を振り、深々と頭を下げて見送ってくれていたのです!


私は運転していたので、1秒しかその姿を見ることが出来なかったのですが…。

それまで、道路代が800円なのは高いんじゃないか…。なんて思っていた私の考えが、その出来事で一変してしまいました!

なぜあのご老人は、そんなことをしようと思いついたのか…。

私にとって、とても衝撃的な出来事でした。

わずかな時間でしたが、私はその時から、そのご老人が、いったいどのような人生を歩んできたのか…。

そんなことをずっと考えながら、その旅を続けていました。

自分に何が出来るか…。

そんなことを考えて、それを行動に移す…。

とても素晴らしいことだと思います。

果たして、私はあのご老人のような人物になれるであろうか…。

私がそのご老人の姿を見たのはたった1秒の出来事だったのですが…。

私にとっては、とても大きな1秒の出来事でした。

私はあの800円は、私にとって、とても有意義な出資であったと今でも思っています。










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生ごみはすべて「腐葉土」に…。

2019-12-05 21:29:21 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)


今年も我が家の薪ストーブは絶好調です!

このシーズンは、台風で多くの方が住まいを無くされていたので、ちょっと薪ストーブネタは控えていました。

我が家の薪ストーブ「アクレイム」も、とうとうこのシーズンで9年目!

夏に、二次燃焼室や他の部品も交換し、現在、とても調子が良いです。

特に今回は丁寧に組み立てを行ったせいか、はたまた、交換した二次燃焼室が優秀なのか分かりませんが、すぐに温度が上がってしまいます。

軽く焚いているつもりが、気づけばトップが350度…。

慌てて空気を絞る…。と、いうことを繰り返しいますが、今までと比べ、明らかに薪の消費が減っているので、やはり、調子が良いのだと思います。



さて、今回の本題です。

実は、我が家は独特な生ごみ処理を行っています。

今回はそれのご紹介!



上の写真は、我が家の敷地内の「ムクゲ」の木なのですが…。

このムクゲの木の下に、生ごみはすべて埋めて、自然の力で分解して処理しています。

その面積は、たかだか5平米程度なのですが、どうやらこの面積で、我が家の生ごみ程度なら処理できてしまうようなのです。

…。と、言っても、この場所の土は、ちょっとした工夫をしているのです。

その工夫とは…。

山の「腐葉土」をいただいてきて、それを撒いておき、そこから生ごみを埋めて、腐葉土を増やしていったのです!

なぜこのようなことを思いついたかというと、山の腐葉土には、1シーズンで落ち葉や小枝、更に、小さな動物までも分解してしまう力があることを知

る出来があったからなんですが…。

これ、どうやら上手くいっているようです。

山の腐葉土の中には微生物がいっぱい!

それを生ごみを使って、更に多くなるように培養していったのです。

毎日、この土の中に生ごみを埋めているのですが、一通り埋め終わって、また最初の場所に戻るころには、前に埋めた生ごみが分解されてきれいに消え

ているのです!

これを何年か繰り返し…。

今年は、軽トラ二杯分ほどの、おびただしいチェンソーの切かすが処理できないか試してみました!

すると…。

現在、思惑通りにほぼすべての切かすは、腐葉土へと変わってくれました!

このチェンソーの切かすの量は、結構すごかったです。

軽トラ二杯ともなると、均一にこのスペースに敷き詰めても、10センチ程度の厚みになってしまうのですが、それが

見事なくらいすべてが腐葉土へと変わってしまったのです。


この処理能力、かなり凄いと思います。

正直、あれだけあったチェンソーの切かすでさえも、一年たたないうちに、ほぼすべてが腐葉土に変わってくれるなんて思ってもみませんでした。



私は思うのですが…。

山で手に入る腐葉土をベースとして、このような方法で生ごみを処理していけば、コストをかけずに、世の中にあるか

なりの生ごみの処理が可能になるのではないでしょうか?


処理に必要な面積も、上記に書いたようにそれほどでもなく、匂いも全くしません。

腐葉土になった土は、家庭菜園に使うなり、町の緑地化のベースとなる土として使うなり、再び役に立つものとして再利用できると思います。

私の場合は、この腐葉土に、薪ストーブで出た「灰」も撒いていますが、ひょっとしたら、これも良い結果に結びついているのかもしれません。



現在は、何でもかんでも化石燃料を使って物事を済ませてしまう考え方が定着してしまっていますが、ひょっとしたら、自然をもっと深く理

解して、それを上手く利用してあげれば、思いのほか私たちの暮らしが快適になるのではないか…。そんなことを感じました!











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