飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ウチのセルフビルドで失敗‥をご紹介!

2014-03-30 19:38:04 | 薪ストーブのセルフビルド(for woodstave builder)

久々の薪ストーブのセルフビルドでの更新ですが、これから薪ストーブのセルフビルドに挑戦する方のご参考になると思いますので、ウチの薪ストーブのセルフビルドで失敗してしまった点についてご紹介してみます。

その第一は、「外気導入をとらなかった」ことです!

外気導入とは、薪ストーブの中の燃焼の結果、燃焼ガスとして煙突から出ていく空気を補う形で薪ストーブ本体、もしくは部屋の中に空気を導入することを言います。

薪ストーブで外気導入をとらなかった場合、最悪部屋の中が負圧になってしまうために煙の逆流が起こってしまいます。

一般的にログハウスなどの薪ストーブと相性が良いとされる建物の場合、家に隙間があるためにそこから空気が入り外気導入は必要ないと言われています。

しかし、通常の家では密閉度が高いために、そのような家に薪ストーブを設置する場合、「外気導入」を考えないといけません。

薪ストーブメーカーの方もそのような対応がちゃんとできるように「外気導入オプション」が準備されているので、それを取り付けるのが完璧ですが、しかし、そこまでお金をかけなくても、薪ストーブのすぐ下あたり、理想的には薪ストーブの吸気口の真下あたりに下のような換気口をつけて外気を導入できるようにするだけでも十分だと言われています。

Photo

確かにこれならばお金がかかりませんね!

で、ウチの薪ストーブのセルフビルドでは、恥ずかしながらこのような知識がなかったため、

外気導入をとりませんでした!

その結果どのようなことになったかというと‥。

部屋の中で薪ストーブのある反対側の場所に外気が入ってきてしまい、その場所だけとても寒くなったのです‥。

この問題を解決するために、今は薪ストーブのすぐ近くの窓を数ミリだけあけて外気が入るようにしています。

Photo_2

上の写真の箇所です。

幸い薪ストーブのすぐ近くだったため、冷たい空気は部屋には回らずそのまま薪ストーブに吸い込まれているらしく、今では全く問題なく薪ストーブライフを楽しめています。

このような経験からも、現在の高気密住宅に薪ストーブを設置される方は、外気導入を考えることをお勧めいたします!

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ハンググライダーの乗りこなし術 その4

2014-03-17 20:23:47 | ハング(hangglider)

前回はハンググライダーの最小沈下速度の探し方についてご説明しました。

そして、今回はそれを元にして、ハンググライダーをもっとも遠くに飛ばすことが出来るスピード「最良滑空速度」を求める方法についてご説明します。

その前にですが、まず、前回ご説明したグライダーの最小沈下速度について、出来るだけ正確に求めることが必要になってきます。

あなたのグライダーの最小沈下速度は、前回でもご説明したようにハンドリングが重くなり、アドバースヨーが出る直前のスピード、そして、バリオの針が静かな気流の中で、その沈下速度が最小を示しているかどうかしっかりと確認して、その時のスピードを覚えてください。

それでは、最小沈下速度から最良沈下速度を求める方法をご説明します。

それは‥。

‥1.3を掛けるだけ。‥‥です。

そう。単純に1.3を掛けるだけ‥。

実は、これは理論的に証明されているものであり、どのようなグライダーでも、最小沈下速度を1.3倍した速度が最良滑空速度になるのです!

たとえば、あなたのグライダーの最小沈下速度が30Km/hならば、

30×1.3=39Km/h

これが最良滑空速度になるのです!

とても簡単!

これは、逆に言うと「最良滑空速度」が分かれば、そのスピードに1.3の逆数の0.76を掛けてあげると「最小沈下速度」が求められるということにもなります。

この方法ならば、最小沈下速度さえ正確に分かれば、飛びながらでも暗算で最良滑空速度が求められるので、グライダーを乗りこなすうえではきわめて短い時間でそのグライダーの飛ばせ方をマスターすることが出来るのです!

この講座の「その1」で説明したフレアーのタイミングから始まり、最小沈下速度の求め方、そして、今回の最良滑空速度を求める方法‥。

ここまですべてが、実は極めて短い時間で知ることが出来るのです!

もちろんこれらの方法は「おおざっぱ」ではありますが、グライダーを乗りこなすうえではベースになるデータとして十分に使えると思います。

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ハンググライダーの乗りこなし術 その3

2014-03-10 20:15:48 | ハング(hangglider)

前回フレアーのタイミングの説明で、「最小沈下速度」というものをご紹介しましたが、今回はこの最小沈下速度について、もっと掘り下げて考えてみたいと思います。

まず皆さんは、ご自分のグライダーの最小沈下速度を知ろうとしたとき、どのような方法をとるでしょうか?

多くはバリオの針とにらめっこし、最小沈下となった時の速度をスピードメーターで読む方法をとると思います。

しかし、実はもう一つ最小沈下速度を知る方法があるのです。

その方法とは‥。

まずゆっくりとベースバーを前へと移動して行ってください。

グライダーは速度をゆっくり失いながら、徐々にロールのコントロールが重くなっていくことが分かると思います。

更に速度を落とすと、グライダーは最小沈下速度に入ります。

この時翼はどのような状態になっているかというと、揚力係数が最大となっており、まだ翼のどこも失速していない状態になっていますが、この速度から少しでも遅くなると、まず翼の中央の後縁部分から失速が始まってしまいます。

この失速が始まった速度からもっと速度を落とすと、実は面白い現象が翼に現れ始めます。それは、アドバースヨーなのです!

Photo

アドバースヨーとは、旋回のために体重移動したときに、ノーズが旋回したい方向とは反対の向きに向いてしまう何とも厄介な現象です。

大昔のハンググライダーではよくこのアドバースヨーが発生していましたが、しかし、現在のハンググライダーはよくチューニングされており、まずこのアドバースヨーで悩むようなことはありません。

しかし、最小沈下速度を下回る速度で飛行したときに、現在のハンググライダーでもアドバースヨーを体験することが出来るのです!

ベースバーを押し出して行って最小沈下速度を過ぎたあたりから、グライダーがブカブカとしはじめて、アドバースヨーの発生で思うように方向が定まらなくなり始めます。

この状態をマッシングといい、この速度域ではグライダーのコントロールは困難になります。

このような状態になる理由は、翼に失速が始まるため、翼としての機能が失われ始めるからです。

つまり、このアドバースヨーが始まる直前のスピードが最小沈下速度と判断することが出来るのです。

実際の感覚としては、スピードを落としていくうちにロールのコントロールが重くなりながら

、やがて体重移動した方向にノーズが向かなくなり始めたその時の速度!と考えればだいたい正解であると思います。

この方法でグライダーの最小沈下速度を求める場合、空気の上下動に左右されず、バリオの針の振れで最小沈下速度を知るよりも早くその速度が分かるため、私の場合はもっぱらこちらの方法で調べていますが、バリオの振れと併用すれば、より正確に最小沈下速度を知ることが出来ると思います。

このような方法を用いれば、最小沈下速度をより正確に知ることが出来るため、前回のフレアーのタイミングも、より正確に知ることが出来ると思います!

更に‥。

もし、あなたがご自分のグライダーの最小沈下速度を正確に知ることが出来ると、実は、グライダーをもっとも遠くに飛ばすことが出来る最良滑空速度も、簡単に知ることが出来るのです!

その方法については次回ご説明いたします!

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ハンググライダーの乗りこなし術 その2

2014-03-05 21:28:55 | ハング(hangglider)

前回ではフレアーのタイミングは、グライダーのピッチバープレッシャーがニュートラルの時であることをご説明しました。

しかし、それはあなたの乗るグライダーのニュートラルポジションが「最小 沈下速度」にあっているときにのみいえることです‥。

それでは、あなたのグライダ-のニュートラルポジションが最小沈下速度にあっているかどうか‥。今回はそれについてご説明します。

まず、現在のハンググライダーのニュートラルポジションは、ほとんどの機体は最小沈下速度

に設定されています。

これはフライト中もっとも多い時間はサーマリング中であり、この時のバースバーのポジションが「最小沈下速度」の時の速度に設定していると、丁度釣り合いが取れ肩の力を抜いて飛んでいられること。そして、サーマリング中力が抜けることにより、より風の微妙な変化も感じ取ることが出来るため、サーマルの様子が分かりやすくなるためです。

さて、それではどのようにすれば、あなたのグライダーのニュートラルポジションが「最小沈下速度」にあっていると判断できるのか‥。

それには、風の穏やかな空域でフライトしているときに、バースバーから手を離してみてください。

ゆっくりとベースバーが前に出て、しばらくの間ではありますが、ブカブカとそのまま安定して飛んでいるようであれば、だいたいですがあなたのグライダーのニュートラルポジションは最小沈下速度にあっていると判断できます。

これが手を離した途端、失速するか、あるいはノーズをあげながら左右どちらかにとられて横滑りに入るようならば、あなたのグライダーのニュートラル速度は遅すぎます。

逆に、手を離してもスーとそのままスムーズに飛び続けるようであれば、ニュートラル速度は最小沈下速度よりも早い設定になっていると判断できます。

この方法で、だいたいですがニュートラル速度が適正かどうかは判断できます。

さて、これでグライダーのニュートラル速度が最小沈下速度になっているかどうか分かるので、あとは前回ご説明した要領で、フレアーのタイミングを計れば良いわけです。

ここで、フレアーのタイミングの練習は、フライト中ランディングの時の一発だけ!と、思われている方は多いと思います。

しかし、よく考えてください。

フレアーのタイミングはアップライトから伝わるバープレッシャーがゼロになった時!ならば、これは上空でも疑似体験が出来るのではないでしょうか?

具体的には、上空でスタンディング姿勢をとり、アップライトを引き気味に飛びながら次第にその力をゆるめて行き、バープレッシャーがなくなるニュートラルポジションを実際に体験してしまえば良いわけです。

この方法ならば、何度でも気が住むまでフレアーのタイミングをつかむ練習が出来るのです!

お分かりと思いますが、この時は当然本当にはフレアーをかけないように!

あくまで疑似体験です。

あなたのグライダーのニュートラル速度が最小沈下速度にちゃんとあっているならば、この方法であなたは極めて短い時間でフレアーのタイミングをマスターできるはずです!!

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