飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

NPOバス保存会。

2018-11-14 20:14:02 | うんちく・小ネタ(absurd story)
以前より私が興味を持っていた、NPOバス保存会

NPOバス保存会とは、今は使われなくなってしまったバスの保存を目的とされている法人です。

NPO法人なので、非営利目的で活動をされており、社会的にも、技術的にも貴重といえるバスを保存され 、一部ですが実働状態にされていま

す。


先日、運よくこの活動をされている方とお話が出来たので、今回はそれについてご紹介致します。



見てください!このボンネットバス!!

二台とも本物のボンネットバスです。

しかも実働!

NPOバス保存会の皆さんは、こんな貴重で素敵なバスを後世に残すために、一生懸命活動されているんです!

皆さん!こんなバスが実働で保存されているなんてスゴイと思いません?

このNPOバス保存会では、イベントや映画などの依頼があると、この貴重なバスを貸し出したりもしています。

映画「フラガール」やNHKの朝の連続ドラマ「ひよっこ」などにも、こちらのNPOバス保存会のバスが使われました。

上の写真の右側が、ひよっこの撮影で使われたバスですね!

私なんか、幼いころはまだこんなボンネットバスが現役で走っていた世代なので、そんな貴重なバスが、まだ実働で保存されているなんて、うれしくて

たまりません!

古いバスは、そんな懐かしい思い出を思い起こさせてくれるだけでなく、実は、技術的にもとても大切なものを持っています。

皆さんは、現在の技術が、あらゆる面で最高のものと誤解していないでしょうか?

実は、技術というものは、使われなくなったり、伝承できなくなると、すぐに消えてしまうものなんです。


ピラミッドの石積みが現在では出来なくなったり、戦国時代の日本刀が作れなくなったり、もっと新しいものでは、月に人間を送ったサターンロケット

のような大型ロケットが、現在の技術では作れなくなってしまいました…。

このように、過去あった素晴らしい技術も、使われなくなっり伝承できなくなると、アッという間になくなってしまうものなのです。

バスも同じだと思います。

私がNPOバス保存会の方とお話したのはわずかな時間でしたが、その時も、ボンネットを開きながら、実は、昔のバスは発電方法や空調の方法が、現在

とは違っていたことなどを教えていただき、本当に驚くことばかりでした。

素人の私ですら、わずかな時間にこんなことを学び取れるくらいですから、バスの開発者、強いて自動車の開発者の方にとっては、多くのことを学びと

ることが出来る産業遺産であるはずです。

NPOバス保存会のみなさんは、そんな産業遺産としてのバスの価値も見抜き、その技術がこれからも伝承出来るように頑

張られているのです!


私は、もっと、世間がNPOバス保存会みなさんの活動を応援すべきだと思います。

残念なことなのですが、そんな貴重なバスも、現在、多くが雨ざらしの状態にて保存されています…。

何とかそんな雨ざらしのバスたちを救うことが出来る施設を作ることが出来ないものでしょうか?

それには、今よりもっと多くの方に、NPOバス保存会の活動を知ってもらい、そして、その重要性を理解しながら、みんなで知恵を出し合うことが重要

なのではないでしょうか…。
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一宿一飯の恩義 は、やっぱり薪割でしょ!

2018-11-07 21:39:09 | 日記(diary)
只今我が家には徒歩で日本縦断に挑戦している青年が、居候しています。

彼とは、実は、今年の北海道旅行で出会いました。

私が稚内を目指して車で走っていたところ、美深(旭川の北100キロくらい)を過ぎたところでヒッチハイクをしている青年を

発見!

どうせ予定もたてていない旅だったので、このヒッチハイクの青年を車に乗せたのですが…。

聞けばこれから宗谷岬まで進み、そこから徒歩にて日本縦断の旅を始めるとのこと!

いつも旅をする若者を応援し続けてきた私としては、そんな夢を持つ彼を応援しないわけにはいきません!

と、いうことで、その日は稚内まで進み、狭い車中にて宴会…。

次の日、その彼を宗谷岬まで送り届けて、彼の徒歩にて日本縦断の旅のスタートに立ち会ったわけです。

そんな彼が…。

そんな彼が…。

とうとう我が家まで来たのです!

徒歩の旅は体のダメージが大きい旅なので、私は彼に、しばらく滞在し、体の疲れをとってから再び出発するように勧めました…。

そんな経緯で、徒歩日本縦断の彼は、今も我が家に滞在しているのです…。

で、その彼。ただ泊めてもらっているだけでは…。と、いうことで。

毎朝、薪割りをしています。

やっぱり昔から、一宿一飯の恩義は薪割と決まっているでしょ!



そのほかにも、先日の台風で倒れた͡コナラ木の回収を手伝ってもらったり、大変な仕事をいろいろと手伝ってもらっているのですが…。

彼曰く…。

いや~。スローライフって、めちゃめちゃハードですね!

現在人は、そんな仕事する人いないですかなね!

でも、すべて初めての体験の彼にとっては、新鮮なもののようで、毎日汗を流して頑張ってくれています。


我が家を出発した後も良い旅を!

そして、この旅の経験を生かして、豊かな人生を送ってください!




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木材利用は本当にCO2削減につながるのか?

2018-11-02 17:54:47 | うんちく・小ネタ(absurd story)
また大それた題を書いてしまいましたが、正直、以前からこのことが、私は疑問でならなかったのです…。

なぜそんなことを考えているのか…。今回はそんなことをお話ししましょう。


巷で話題になっているCO2の削減…。

この問題はみんなで考えるべきだと思います。

この問題の解決策の一つとして、木を植える事業があげられます。

木を植えれば、CO2を吸収して成長するため、空気中のCO2の削減につながるという考えです。

そして、成長した木を木材として利用し、再び木を植える…。

それを繰り返していけば、空気中のCO2が削減できます!

そういう考えなのですが…。

実は、この考えって、とんでもない落とし穴が潜んでいるとしか思えないんです…。

と、言いますのは…。

実は、伐採した木を木材として利用する場合、十分に乾燥させなければいけないため、その乾燥に多くの化石燃料が必

要なはずなんです!


この木の乾燥に必要な化石燃料の量なのですが、ちょっと調べてみたのですが、正直、信頼ができる情報を見つけることが出来ませんでした。

しかし、

木を木材として使用できるまでに乾燥させるには、かなりな化石燃料が必要なのは間違いないと思います。

自然乾燥させれば、化石燃料を使用せずに済みますが、それには相当な時間が必要なはずです。

正直、薪ストーブの薪でも2年乾燥が当たり前と言われますが、それだけ時間をかけても、中央部はまだ十分には乾燥していないことが多くあります。

ましてや、柱などに使う木材ならば、もっと乾燥しずらいはずですし、十分に乾燥させなければ狂いが出て不良品になります。

メーカーとしても、不良品を出すわけにはいかないので、十分に化石燃料を使って乾燥させているはずです。

正直、木材を扱う業者にとっても、どのくらい化石燃料を使って乾燥させているかは、公表することは都合が悪いのではないでしょうか?

私はこのことに注意しなければいけないように思うのです…。

表向きはエコなように聞こえるのですが、私は上記の理由の落とし穴があるように思えてならないのです…。







コメント (2)
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