ビール飲みオヤジの日々雑感

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リーダーシップの差

2010年03月12日 | 戯言
<「朝鮮総連と一線を画してほしい」 朝鮮学校視察の橋下知事>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2010年3月12日

「子供たちのために大人の決着をしましょう」。授業料無償化の問題をめぐり12日、朝鮮学校を視察した大阪府の橋下徹知事は、学校関係者にこう訴えた。肖像画の撤去や教科書の是正…。歓迎ムードに包まれた校内で、知事は無償化に向けた“最低限の”条件を提示。「北朝鮮の体制は是認できない。朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)と一線を画してほしい」と迫った。

 この日午後2時前、橋下知事が東大阪市の大阪朝鮮高級学校を訪れると、集まった生徒から一斉に拍手と歓声があがり歓迎ムード。ただ、学校を運営する大阪朝鮮学園の辛正学理事長らとの懇談に入ると、一転、緊張した雰囲気になった。

 橋下知事は「民族差別をしているわけではない」と前置きしたうえで「教科書には政治的主観が入り一方的だと聞くが、事実か」などと質問。学校側は「韓国籍の生徒も6割はいるし、政治的主観は入れていない。ただ(北朝鮮と韓国に)住む人の価値観は理解させたい」などと答えていた。

 また、知事は「拉致問題では、北朝鮮と朝鮮総連は無関係と言い切れない。関係があるところに税金を入れることができない。子供のことを思うなら一線を画してほしい」と述べた。

 学校側は、かつては朝鮮総連が主催する集会に生徒を参加させたり、支援を受けた事実があったことを認めた上で、現在は「距離を置いている」と強調。学校の役員にも朝鮮総連関係者はいないと説明した。

 金正日総書記の肖像画が教室内に掲げられていることについても橋下知事は「誤解を受ける可能性がある。降ろしていただきたい。自由を求めるか府の公金を求めるのか選んでほしい」とたたみかけた。

 これに対し学校側は、「民族教育の歴史的な過程では在日1世の心情も生きている。経済的に厳しいなかで学校を作ってくれた。1世たちにとって肖像画は当たり前のもの。朝鮮半島は儒教社会でもあり、1世たちが作ったものを簡単に変えにくいということもある」と理解を求めた。

 橋下知事の視察を終え、辛理事長は「知事から受けた指摘は今後、検討したい。無償化から除外されないよう願っている」と話した。
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世論調査をする度に支持率が下がり続ける宰相と依然高い支持率を保っている大阪府知事とは何が違うのか。

総理大臣と知事では仕事が全く違いますから単純な比較はできませんが、組織のリーダーとして観れば、基本的にぶれるリーダーとぶれないリーダーの差かなと感じます。

今回の高校授業料無償化についても、争点を論理的に整理して、妥結ラインを明確にしようとしている知事に対して、宰相は学者出身らしからぬ曖昧な友愛の精神とやらで非論理の世界に逃げ込み、その状況によってラインを変えられるようにしているように映ります。

どちらを選ぶかはそれぞれの価値観で選ぶことだとは思いますが、やっぱり判断し易い方が良いと感じるのは自然なことだと思います。
コメント
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