小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

東海道、途中下車の旅(ミラーレス一眼試写) その1 彦根

2012-02-13 19:57:16 | 旅行
東海道、途中下車の旅(ミラーレス一眼試写) その1 彦根

どうも、一か月の1度くらいは京都に行かねばならない状況の様です。京都の住処は引き払ったので、京都に連泊する必然性はないので、京都からの帰りに東海道を途中下車する試みをしてみましょう。今回は彦根です。
京都から、彦根は在来線の旅です。京都、米原間では新幹線は山よりに一気に走りますが、在来線は街の中心と中心をつなぎながら走ります(というよりは在来線の駅を中心に街が出来るからかもしれません)。新幹線からの風景より、変化のない街中を走り続ける場面が多くなります。とても、新幹線A席の旅で述べたような夢の地域という雰囲気ではありません。それでもいつものぞみですっとばしている駅を在来線で各駅停車することは、結構面白い。乗ってくる、地元の高校生、京都から1時間ですから、京都へちょっと出かけたおばさん、みんな生活の匂いを漂わせて、それぞれの街へ消えて行きます。
何で彦根かというと、深い意味はありません。泊まる場所をさがしたら、比較的安い宿が彦根にあったからです。途中下車ですからどこでもいいのです。木曜の仕事が思ったより時間がかかって、彦根についたのは夜6時近い時間でした。東京では6時というとこれから人ごみが始まろうとしている時間ですが、地方は5時に店が閉まって、6時というとさびしい雰囲気が漂います。わずか駅前の飲み屋さんが呼び込みをしている程度です。彦根ステーションホテルというので駅のそばかと思ったら、結構、さびしい暗い道を歩きます。近づくとホテルの窓に全然、光が見えません。このホテルは本当にやっているのかいなと心配しながら、ロビーにはいります。年期の入ったフロントのおじさんは淡々と手続きをおこない、この辺のすぐ近くにはファミレスしかありませんというので、ホテルの日本料理店にはいります。当方が今晩最初のお客さんのようでした。料理も問題なく美味しく食べ、部屋もシングルの値段でダブルの部屋に泊まれたし、ぼちぼちお客さんもやってきて、広いホテルにたった一人で泊まるということは免れたようです。何も問題なく一晩泊まることができました。それにしても彦根は寒い。大津、近江八幡から彦根に入るとずんと寒くなります。これまで例年に無い積雪で、やっと一段落だそうです。
  さて、国宝天守閣のある、彦根城を見に行きましょう。


リコーGXR, ペンタックス43mm limited

お城までの外堀沿いの道、いろは松と登城口道。人気は少なく、天気はいいし、松は綺麗、爽快です。


リコーGXR, ペンタックス43mm limited

外堀の正面には二の丸、佐和口多聞櫓(さわぐちたもんやぐら)。現在の建物は明治6年から8年に再建されたものです。右翼がぷっつり切れているのは、佐和口にあった櫓門が明治初期に解体された為だそうです。だいたい彦根城全体が解体される寸前だったそうです。今では世界遺産の候補として頑張っています。


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro

ペンタックスK5とリコーGXRを交互に登場させます。片やペンタックス100mm macroですから、緻密な描写で、その場の香りを伝えてくれます。片やペンタックス43mm limitedでこのレンズも香りを伝えることでは引けをとらないはずですが、ご覧のようにリコーではこの香りが半減してしまいます。なぜなのだ、この疑問がずっとつきまとっています。リコーGXRミラーレス一眼は軽くてとっても爽快なので、これでなんとかペンタックスK5に肉薄できればいうことないのですが(もし、そうだったらもうミラーあり一眼レフは消滅してしまうことになります)。


リコーGXR, ペンタックス43mm limited


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro 佐和口多聞櫓の左翼


リコーGXR, ペンタックス43mm limited

佐和口多聞櫓は佐和口の右に延びていたのが、やはり明治に解体され、現在の建物は昭和35年の再建です。


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro

彦根博物館越しに天秤櫓を見ます。


リコーGXR, ペンタックス43mm limited

佐和口多聞櫓と隣接するLの字の馬屋。雪がつもって、なぜかここだけ溶けずに残っているところがいい。


リコーGXR, ペンタックス43mm limited


リコーGXR, ペンタックス43mm limited

馬屋は特別公開されていました。入って、暗い馬屋に張り子の馬がいてぎょっとする。21頭分の仕切りがある。当時は馬だらけだったのでしょう。今で言えば21台の自動車の車庫です。


リコーGXR, ペンタックス43mm limited

当時の馬は小ぶりだったそうで、それでも暗闇で対面するとぎょっとします。リコーGXRは暗い所でも結構撮れます。ただ撮るということなら、たいていのところで問題なく撮れます。今回は焦点合わせもだいぶ慣れて、ライブビューファインダーで拡大なして、そのまま焦点をマニュアルで合わせて撮っています。風景写真は大体が無限大に近いフォーカスですから、ファインダー上ではきっちり合っていると思ったのですが、PCでみると、やはりフォーカスに問題があるように思えます。ファインダーと実際の受光面の焦点がずれているのか?



彦根城は、思っていたよりずっと広いお城であることがわかりました。当時のCGと現在の写真をダブらせたビデオが上映されていました。この手の試みはとても面白い。なにか昔の方が、活気があって、いい街だったような気がするのは当方だけでしょうか。やはり、お城という心棒がしっかり機能している方が街は元気になるのだろうか。



この地図の経路のとおりに歩きますので、よく覚えておいてください。
コメント
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