小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

東海道、途中下車の旅(ミラーレス一眼試写) 彦根 その4

2012-02-16 21:57:30 | 旅行
東海道、途中下車の旅(ミラーレス一眼試写) 彦根 その4


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro


リコーGXR, ペンタックス43mm limited


リコーGXR, ペンタックス43mm limited

西の丸三重櫓(ヤグラ)。天守閣の西側はひろい桜の庭となっており、その西の端に三層構造を一部にもつ櫓があります。城の裏手の防備の要です。ここも特別公開となっていました。ガランとした櫓で、どうしても、彦根は地味だね。


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro

西の丸から黒門山道を通って黒門に向かいます。天守閣の東北の裏手です。きつい堀切がめぐらされており、本当に実践的お城です。天守閣の東側も急な石垣で守もられています。


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro


リコーGXR, ペンタックス43mm limited

やっぱり、ちょっと登る気にはなりませんよね。


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro

黒門から見た内堀。


リコーGXR, ペンタックス43mm limited

ペンタックスとリコーの違いがでています。リコーのほうが少し赤みがかる色調が気になります。ちょっと見は同じように見えるのですが。ペンタックスの方が細部が緻密です。


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro

黒門を出て、玄宮園に向かいます。


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro 臨池閣

建物部分の楽々園は現在修理中ではいれませんでした。見られるのはお庭の玄宮園だけです。


リコーGXR, ペンタックス43mm limited


リコーGXR, ペンタックス43mm limited  七間橋

お城を借景とする江戸初期の大名庭園ということです。なんとなく大名が、関係者を集めて、園遊会を開いて、権力を鼓舞するための場所のような気がして、あんまり心にしみるところがありません。中国の近江八景を模した八景とか十景とか、いろいろあるようですが、井伊家はなんでもかんでもいいものを並べたがる習性があるようです。いちいちうんちくを傾けているお殿様の様子が目に浮かぶ。


リコーGXR, ペンタックス43mm limited 龍臥橋(りゅうがはし)


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro 鶴鳴渚(かくめいなぎさ)


リコーGXR, ペンタックス43mm limited


リコーGXR, ペンタックス43mm limited 魚跳沼(ぎょやくしょう)


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro


リコーGXR, ペンタックス43mm limited 臨池閣(りんちかく)


ペンタックスK5, ペンタックス100mm macro (高橋より)

玄宮園をあとにして、どうもこれといった写真も撮れずに終わりに近づいて、まあ途中下車の旅だから、しかたないと思いながら、ぶらぶらとお城の外堀に沿って歩きます。内心は、彦根は何と言う地味なところかいなとブツブツいっているのですが。でも2つ、思いました。お城ではまだあちこちで発掘調査が行われていました。歴史資産をなんとかかき集めて町おこしをしようという意欲は当方にはとっても好ましくうつりました。丁度ブタペストの王宮の発掘のようです。ここは国家予算の相当な部分をつかって第一次世界大戦で徹底的にぶち壊された王宮を発掘、再現しようとしている。その意気込みに感じ入ったのを覚えています。彦根城もスケールは違いますが、彦根の人がみんな一つの方向を思って、動いているのがいい。だから城はいい、江戸城を再建しようといっているのです。人の心を引っ張る力があるのです。帰りがけに寄った、開国記念館での展示で、彦根に城が80あったという話、まだまだ一つ一つ発掘して研究していること。それぞれの資料が展示されて、ゆっくり見る時間はありませんでしたが、とても興味ある研究でした。街が一丸となって世界遺産登録にむけて頑張っているといっては身も蓋もないのですが、みんなが彦根の歴史を愛しているということは充分に感じとることができます。もう一つは桜です。広い彦根城全体に桜の木が満ちていて、春には素晴らしい光景が展開されるにちがいありません。桜の季節にもう一度ここをおとずれる価値があると思ったのです。地味な彦根城が一気に華やかになるに違いありません。

コメント
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