Sony α7RII 試写 ~その16 オールドMFレンズ、Zeiss 12mmとLeica 135mm~
2015-9-26 場所 自然教育園、使用カメラはSony α7RII only
<Sony α7RIIはオールド/オールドスタイル・レンズの母艦とすることを第一の使命とする。> というのが、これまでの試写での結論です。
かたくなにAFを使わんというつもりはありませんが、 Sony 純製AFレンズの購入よりは、オールドレンズに注目して行こうと思うのです。その第一弾として、直近に購入した、Zeiss Distagon 21mm ZFとLeitz Tele-Elmar 135mmの試写を行いました。
Leitzとは Ernst Leitz I 氏が創業したLeitz社がLeitz社のcamera ということでLeicaとなったそうです。このレンズは Leitz Tele-Elmar と書いてあります。1965-1990 年のTele-Elmar 135mmとしては前期製品のようです。Zeiss Distagon 21mm ZF 600g、 Leitz Tele-Elmar 135mm は505g。Sony α7RIIは本体で582gだから、レンズとカメラで1kgを超す。
まずはZeiss Distagon 21mm ZF。
Sony α7RII 試写その15では、載せた写真を見てもきっと違いが解らないで、結論が納得できないかもしれません。載せた写真がどうこうというよりは、撮ってから、大画面モニターに映してみれば、ごちゃごちゃいじくらなくても、そのレンズの性能は感覚的に解ってしまうものです。
まずはZeiss Distagon 21mm ZF、新同品で13万円なんぼで購入。新品は最安値で17.7万円します。
Zeiss Distagon 21mm ZFは予想とおりの、期待を裏切らない、いいレンズでした。Zeiss Distagon 21mm ZF、これが当方の広角レンズの終着駅になると思います。載せた絵は皆トリミングしています。ほとんど開放F2.8で撮影しています。今日はすべて手持ち、そして当然MFです。 シャッター速度は手振れを防ぐために1/1000としていますから、暗い所ではノイズが出ている絵もあります。それは無視して見ると、解像といい、色といい、ボケといい、いい具合です。 一つだけ問題は、やはり偽色、パープルフリンジが出る。どうやらこれは、フィルム用レンズをデジタルで使う時は宿命で、仕方ないと思うべきとさとりました。ソフトで偽色を修正することを当然のように行うしか無い。
ここからはLeitz Tele-Elmar 135mmです。このレンズは少なくとも35年前のレンズです。
それでも69500円でした。不人気焦点距離135mmだからこれくらいの値段ですむので、Leicaの価格は通常桁が違う。 Leicaとしては安物ですし、見た目もいかにも十分使われてきたオールド・レンズという感じで、大きな期待はしていませんでした。今日一日の試写でLeicaがなんであるかすぐわかりました。何と言ったらいいのでしょうか、この古レンズでも十分な解像があり、色も作る像も上品(この表現が適切とは思いませんが)、なんというか、<これでいい>と思う絵なのです。Leicaのレンズに何十万円も払う人がいることが理解できました。
<Sony α7RIIはオールド/オールドスタイル・レンズの母艦とすることを第一の使命とする。> というのは、 間違っていないと思います。 純製AFレンズもそろえてゆきますが、Leicaも含め、オールド・レンズを追求して行きましょう。レンズ沼の恐ろしさと、楽しさが待っているのです。
2015-9-26 場所 自然教育園、使用カメラはSony α7RII only
<Sony α7RIIはオールド/オールドスタイル・レンズの母艦とすることを第一の使命とする。> というのが、これまでの試写での結論です。
かたくなにAFを使わんというつもりはありませんが、 Sony 純製AFレンズの購入よりは、オールドレンズに注目して行こうと思うのです。その第一弾として、直近に購入した、Zeiss Distagon 21mm ZFとLeitz Tele-Elmar 135mmの試写を行いました。
Leitzとは Ernst Leitz I 氏が創業したLeitz社がLeitz社のcamera ということでLeicaとなったそうです。このレンズは Leitz Tele-Elmar と書いてあります。1965-1990 年のTele-Elmar 135mmとしては前期製品のようです。Zeiss Distagon 21mm ZF 600g、 Leitz Tele-Elmar 135mm は505g。Sony α7RIIは本体で582gだから、レンズとカメラで1kgを超す。
まずはZeiss Distagon 21mm ZF。
Sony α7RII 試写その15では、載せた写真を見てもきっと違いが解らないで、結論が納得できないかもしれません。載せた写真がどうこうというよりは、撮ってから、大画面モニターに映してみれば、ごちゃごちゃいじくらなくても、そのレンズの性能は感覚的に解ってしまうものです。
まずはZeiss Distagon 21mm ZF、新同品で13万円なんぼで購入。新品は最安値で17.7万円します。
Zeiss Distagon 21mm ZFは予想とおりの、期待を裏切らない、いいレンズでした。Zeiss Distagon 21mm ZF、これが当方の広角レンズの終着駅になると思います。載せた絵は皆トリミングしています。ほとんど開放F2.8で撮影しています。今日はすべて手持ち、そして当然MFです。 シャッター速度は手振れを防ぐために1/1000としていますから、暗い所ではノイズが出ている絵もあります。それは無視して見ると、解像といい、色といい、ボケといい、いい具合です。 一つだけ問題は、やはり偽色、パープルフリンジが出る。どうやらこれは、フィルム用レンズをデジタルで使う時は宿命で、仕方ないと思うべきとさとりました。ソフトで偽色を修正することを当然のように行うしか無い。
ここからはLeitz Tele-Elmar 135mmです。このレンズは少なくとも35年前のレンズです。
それでも69500円でした。不人気焦点距離135mmだからこれくらいの値段ですむので、Leicaの価格は通常桁が違う。 Leicaとしては安物ですし、見た目もいかにも十分使われてきたオールド・レンズという感じで、大きな期待はしていませんでした。今日一日の試写でLeicaがなんであるかすぐわかりました。何と言ったらいいのでしょうか、この古レンズでも十分な解像があり、色も作る像も上品(この表現が適切とは思いませんが)、なんというか、<これでいい>と思う絵なのです。Leicaのレンズに何十万円も払う人がいることが理解できました。
<Sony α7RIIはオールド/オールドスタイル・レンズの母艦とすることを第一の使命とする。> というのは、 間違っていないと思います。 純製AFレンズもそろえてゆきますが、Leicaも含め、オールド・レンズを追求して行きましょう。レンズ沼の恐ろしさと、楽しさが待っているのです。