小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

コロナ対策 2021-6-4

2021-06-04 19:35:35 | 日記
コロナ対策 2021-6-4
1,現在のコロナ対策には<仮説、実験計画、実験、結果解析、考察>というアプローチは存在していない
実業家は<調査、解析、戦略、決断>というアプローチを行い、研究者は<仮説、実験計画、実験、結果解析、考察>という異なるアプローチをしている。
現在の科学的為政者である感染症専門家集団は<調査、解析、戦略、決断>のアプローチで偉くなった方で、<仮説、実験計画、実験、結果解析、考察>のアプローチに長けてはいない。為政者(政治を行う人)は<仮説、実験計画、実験、結果解析、考察>というアプローチは考えたこともないし、全く考えることもできない。よって、現在のコロナ対策には<仮説、実験計画、実験、結果解析、考察>というアプローチは存在しない。新型コロナパンデミックは<未知の世界>が展開されているのである。<未知の世界>では<未知の世界>でずっと生きてきた研究者のアプローチも必要なのである。

2,<人流を止める以外に新型コロナ感染を止める手段はない>と心から思っている連中が科学的為政者として絶対支配していることが、問題の核心にあることをなぜ皆さんは気づかないのか!
新型コロナパンデミックは<未知の世界>が展開されているのである。現在の科学的為政者集団が、過去の経験と知識を頼りとする集団で排他的に寄り集まっていることが、その危険性を為政者が分かっていないことが最大の問題点である。彼らは本当に<人流を止める>ことしか考えていないのである。為政者は<人流を止める>ことと<経済的打撃>の天秤にかけて眺めているだけなのである。色々なアプローチで<未知の世界>を生き抜いてきた多様な人を集めて活用できない為政者はカタワである。

2,<未知の世界>に住んだことのない人々は<未知の世界>での生き方をしらない
周りで騒ぐ連中は<エビデンスを出せ><エビデンスを出せ>という。こういう数値になったら緊急事態宣言を出して、こういう数値になったら解除するか明確に基準を出せという。これが科学的アプローチだと叫ぶ。この連中は科学やエビデンスの本当の意味を知らないのである。
我々研究者の考えでは、本当の<エビデンス>は出せない。基準の数値は出せない。というのが答えである。未知の世界では《仮説、実験計画、実験、結果解析、考察》をやるしかない。
為政者は<こう考えるから、こういう戦略で行く。よってこういう試みを行う、皆さんついてこい。結果の解析はこう行う。そして実行し、結果を解析して、こういう結果になったから今後こう改良する。皆さんついてこい。> これがちゃんとできなければ、国民がついてこなければ為政者は交代する。
最初からエビデンスや基準があるわけではない。最初から答えがあると思ってはならないのだ。皆で答えを見つけるのだ。
未知の世界でエビデンスや基準を要求する人達は未知の世界に住んだことがないのである。ただ先が見えない不安で騒いでいる。

3,オリパラをやりましょう!
オリパラをやめろとnewsショウが大合唱している。
東京五輪組織委の橋本会長は「五輪の中止や再延期はない」、「選手の安全は私が守る」と明言した。発言に異論がある無しは別として、相手の立場に立ち、自分の命を賭けてやることをはっきりと言い切る。為政者のなかで初めて観客席からでなくフィールドで戦う人を見た。
他の為政者はどうやったら責任を回避できるかだけを考え、何ものかに守られていると勘違いし、自分は観客席で観戦しているだけであること自体に気づいていない。

菅政権は初めて血眼になってワクチン接種の加速を画策している。
為政者は本気になって、<感染症対策>と<オリパラ>の両立を実行しようとしている。こられは全て<感染症対策>と<経済活動>を両立させる手段となる。初めて真剣に<危機対策>を考えるようになった。
このようにオリパラという具体的目標を示されれば、為政者はどうしたらいいか頭が回るようになった。<未知の感染症対策>ではまったく頭が回らなかったのである。
政府は自衛隊だの大企業だの、オリパラ組織だのは自分たちがコントロールできるし、ワクチンというわかりやすい手段を手に入れて、これまでの自分たちのペースに引きこめるから頭が回るようになった。

4,このチャンスで日本の<未知の危機への対応能力>を獲得しなければならない。
ワクチンが広がったから、このコロナ禍が収まると思ったら大間違いだ。今後の危機対応が出来るようになるにはwithコロナの具体的方法を会得しておくことが必須なのだ。オリパラでの危険性という犠牲を払ったとしてもwithコロナの具体的方法を会得する方が今後にとって重要である。
オリパラの危険性は人流ではない、世界中のコロナ変異株の日本侵入に対抗する具体的方法を会得することが最も重要である。尾身会長の人流が増えると言うオリパラ批判を世間は後押ししているが、<人流を止める以外に新型コロナ感染を止める手段はない>という自分の信念を守り、どうやったら、この信念に基づく、これまでの、これからの対策の責任を回避できるか、およびオリパラで目が覚めた政府からコケにされた腹いせからの発言に見える。
彼にとっては正念場なのだ。緊急事態宣言でも人流は止まらない、人々は<人流を止める以外に新型コロナ感染を止める手段はない>という考えを支持していないのだ。オリバラで政府が<人流を止める以外に新型コロナ感染を止める手段はない>という考えに従わなくなり、彼の信念が否定されれば、ひいては経済的損失は全て彼の信念を押し付けたことに起因すると袋叩きに合う危険性を感じているのであろう。

いいですか、オリパラで数万人がうごくことは、毎日の通勤人口や若者の行動から見れば微々たるものだ。一番怖いのは、膨大な患者を有する国でワクチンが広まって、ワクチンをすり抜ける変異が起きて、それが日本に流入する危険にさらされる、これが何年もの間続くことにある。
さらに、将来<未知の危機>が再び起きた時に、日本はなにも学んでいなかった、相変わらず<未知の危機への対応できない>ままであることだ。

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Newアート考察 その5 天王洲アイルは東京のアート発信の地となりえるか?―2

2021-06-04 12:54:36 | 写真日記
Newアート考察 その5 天王洲アイルは東京のアート発信の地となりえるか?―2

2021-5-26


今日訪ねた、天王洲アイルのアート関連施設およびレストラン。全くザックリ言うと、本格的ギャラリーは前回紹介した、Terada Art Complex、ギャラリーに一線を画す美術館はWHAT、敷居の低い一般向けギャラリーがWHAT CAFE、画材販売店でありながらアートを生み出す拠点PIGMENT、楽しく集う所T.Y. Harbor、これらを全て寺田倉庫が演出している。

撮影はFujifilm GFX100S + GF110mm。 時折この機材の力を感じますがいかがでしょうか?


ボードウォークを新東海橋から撮影




Deep Art, Light Eatというタイトルがいい。WHAT Cafe.

寺田倉庫株式会社が運営するアートカフェ「WHAT CAFE(ワットカフェ)」はアート業界の未来を担うアーティストの支援を目的とした芸術文化発信施設です。ギャラリーとカフェが融合するアート空間は800㎡におよび、お食事やお飲み物を楽しみながら、日本のアート業界の未来を担うアーティストの作品を鑑賞・購入することが可能です。
現在開いている展覧会は、グローバルアートマーケットプレイスを通じて世界80か国以上の若手アーティストによる作品を販売する 株式会社TRiCERA(トライセラ)とWHAT CAFEが別々のテーマで同時にコラボレイティブ展示。TRiCERAは「SLANGS」と題し、言語における俗語(スラング)のように独自の進化を続けながら、森羅万象・文化・社会問題等を描いた造形作品にフォーカスします。WHAT CAFEは「RE-DISCOVERY」をテーマに、日本画の伝統技法と現代的な感性が融合した若手実力派による作品を通じて、日本画の持つ魅力を再発見する機会を創出します。


WHAT Cafe入り口

たまたまほんの僅かですが展示作品を撮影しましたが、「SLANGS」の作品に偏っていました。 まあ、これから支援しようという若手アーティストといえば、こんなものでしょう。受付の人に当方の作品もここで展示したいといったら、TRiCERAに連絡してくださいと言われました。


アハメッド・マナン 「夜の雷にスイートポテト」






古川諒子 「No memory, this state」










T.B.Harborは現在はテイクアウトも行っていました。





T.B.Harborの一部という感じのLily cakes。子供からショートケーキを買って来てくれと頼まれていたのですが、この暑いのにショートケーキをもって歩けないので、いくつかのパンとパイを買いました。確かにここのケーキやパンは美味しかった。推薦です。


Lily cakesの店内



Rideはオープン席が広く、また店内も広い、炭火x 薪火焼グリルが自慢のレストランですが、美味しそうです。お酒のバラエティーが広そうです。








天王洲アイル駅に入ろうとするモノレール

天王洲セントラルタワー1F・アートホール
天王洲アイルで一年を通してアートを楽しむことができる場所。この天井高5.5mの「アートホール」では、芸術大学の学生から、有名な芸術家の作品まで、一年を通して多彩なアートの展示会や、アートフェスティバルを開催している。

現在の展示は<Beyond the Stone>
女子美術大学 石工房の在学生、卒業生、教員による展覧会








テレビで紹介されていたような気がする、石をつかったお寿司


東急インの立体駐車場 ARYZ(アリス)の壁画が目立っていたので、東急インのロビーに入ってみました。トライアンフが置いてあるのですが、まあこんなものかなという感じでした。

PIGMENT
‎寺田倉庫が立ち上げた店舗。PIGMENT(仏語ピグモン、英語読みはピグメントで顔料又は色素という意味)は「色とマチエールの表現」を追求するラボであると同時に、アカデミー、ミュージアム、ショップを備えた‎‎複合クリエイティブ機関‎‎です。 日本ブランドの希少な画材を取り揃えています。顔料や‎‎接着剤‎にかわ‎、筆や刷毛といった「画材」と、それらの「用法」、そして両者の組み合わせによって生み出される「表情」について独自のアプローチで‎‎研究や教育、普及活動‎‎を行っています。 また、画材や色に造詣の深い研究者やアーティストに加え、アートとビジネスを結びつけることに長けたクリエイティブディレクターやプロデューサーを擁しており、国内外の企業に対して‎‎技術提供や企画提案‎‎を行うアトリエとしての機能も果たしています。‎
店舗のデザインを担当したのは、建築家・隈研吾氏。竹の簾をイメージした有機曲面で構成した現代的なデザインで、天井の全面にあしらわれた優雅で大胆な曲線を描く竹の姿は、優美なたたずまいながらも圧倒的な存在感が漂う。

見ているだけで楽しい場所です。

とても奥の深いお店ですので、ネットに乗っている活動説明を、長いですが以下そのまま載せました。

Lab & Workshop
職人が長い時間をかけ、素材と対話し、工夫し、培ってきた製法による洗練された画材が多くあります。ひとつひとつの画材はその形状であるべき意味を持ち、独特の色合いや質感の差が生み出す多様性、意外性を表現に生み出します。こうした画材は、長年アーティストたちにその個性や感触を通じてインスピレーションを与え続けてきました。PIGMENTでは画材の製法や用法、色彩文化、歴史的背景、地理的環境による影響、化学的特性など、多角的に分析・研究しています。また伝統的画材はもちろん、最先端の画材や技法も含め、興味のある人々向けに講座やワークショップを開き、知識の共有と伝承を行なっています。また、企業向けのレクチャーやコラボレーションを通して、新たな表現の場と可能性を広げています。
Museum & Product Shop
PIGMENTでは、世界最高ランクの原石から作られた群青や緑青などの天然顔料から、ドイツの最先端科学インダストリアル仕様の製品、古典製法に最新技術を組み込んだ膠にかわなど、古今東西の希少且つ良質な画材を取り揃えています。その種類も、4,500色に及ぶ顔料、200種類を超える古墨、オリジナル膠にかわを含む50種類の膠にかわ、熟練の職人技が生み出す繊細な使い心地の筆や刷毛など、実に豊富です。また、画材だけに留まらず、希少価値の高い硯や筆など、「用の美」を資料として収集、保管、展示し、博物館的な役割も担っています。

広さ200m2のゆったりした店内には、4000色におよぶ顔料や200種類を超える古墨、常用のものから博物館級のものまで揃う硯(すずり)、さまざまな動物の膠(にかわ)、箔など伝統画材が陳列されている。もちろん画材だけでなく筆や和紙、木枠などの品揃えも豊富に取り揃えられた。


ネット情報



















当方はこの2本の筆を買いました。左はぼかし用筆です。右はイタチの毛の筆、反発力が強い細筆です。いずれも陶芸用ではありませんが、これまでの経験で、一般的陶芸用筆より墨字用や日本画用筆のちょっとは高い筆の方が当方の目的にかなっているようですので、この2本を買ってみました。陶芸上絵に使うのですが、活躍しそうな予感がします。
<趣味で創作をしたいという方からプロや研究者まで、幅広いユーザーの創作意欲を刺激する空間だ>というPIGMENTの主張にのった買い物です。



WHAT(WAREHOUSE OF ART TERRADA)
寺田倉庫株式会社が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT(ワット)」は、2020年12月12日(土)から2021年5月30日(日)まで、「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展を開催されているはずでしたが、 緊急事態宣言で休館でした。 残念ながら、最も寺田倉庫の主張がわかるはずのWHATの実体を全く見ることが出来ませんでした。いずれまたレポートするつもりです。


WHATのネット情報をそのまま載せます。
<このたび天王洲に誕生する「WHAT」は、当社がコレクターからお預かりし、保管する貴重なアート資産の公開を目的とした新しい芸術文化発信施設です。倉庫会社ならではの視点で 「美術施設の在り方」 を模索し、たどりついたのは倉庫に眠る作品を開放し、日本を代表するコレクターが自らの価値基準で収集した作品との出会いを創出するアート展示施設でした。「WHAT(WAREHOUSE OF ART TERRADA)」という施設名称には、「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」 というユニークなコンセプトが込められています。現代アートシーンで活躍する作家の作品をコレクターの思いと共に展示し、また、一般的な美術館の常設展示とは一線を画して随時作品を入れ替えることで、訪れるたびに表情を変える新たな鑑賞空間をつくってまいります。なお、2016年より保管・展示を行ってきた「WHAT」の先駆けである建築倉庫ミュージアムは、「建築倉庫プロジェクト」と名称を改め、同施設内で継続して建築に纏わる展覧会を開催します。>

最後に、ネット情報から寺田倉庫株式会社 代表取締役社長 CEO 寺田航平氏をご紹介しましょう。寺田氏は大学を卒業後、大手商社に入社、最初は先代の会社に戻ることに反発をするも、99年に寺田倉庫に戻ることになります。そこで当時の寺田倉庫から中小企業の悩みを理解することになり、中小企業でも伸びていく会社を支えたい、そのためのリソースを提供することをミッションとし、29歳でビットアイルを創業することとなりました。
<なぜ天王洲に私費100億を投入したのか?寺田倉庫CEO、儲け度外視の「アートの島」への想い>というネット記述もありました。

1993年慶応義塾大学法学部法律学科卒業後、三菱商事株式会社に入社。1999年に寺田倉庫株式会社に入社し、副社長を歴任するも、2000年6月に株式会社ビットアイルを設立し、代表取締役CEOに就任、2006年に大証ヘラクレス(現JASDAQ)、2013年7月に東証一部に上場。現在、独立系としてNo.1のシェアを持ち、幅広い運用サービスとクラウドサービスに特色を持つデータセンター事業を展開。2013年7月より第18期EOジャパン(Entrepreneurs' Organization(起業家機構)は、1987年に設立された、年商$1MILLIONを越える会社の若手起業家の世界的ネットワークで、現在62か国196チャプター、14,674名のメンバーによって構成されている。)会長に就任。


<KRUG(クリュッグ)(「シャンパーニュの帝王」とも呼ばれる、オートクチュールのように造られる世界最高峰のシャンパーニュ)が新たなクリュッグアンバサダーとして寺田倉庫の寺田航平代表取締役社長を任命。同時に寺田倉庫のオンラインワインマーケットサイト「TERRADA WINE MARKET(テラダワインマーケット)」内に日本初となるTERRADA WINE クリュッグ特設サイトがオープンした。>という記事に登場する寺田航平氏


新東海橋を渡って、天王洲橋バス停からお帰りです。

次回はニューヨークのアート発信と天王洲アイルのアート発信を比較して、<天王洲アイルは東京のアート発信の地となりえるか?>の命題に対する答えを書いてみましょう。東京というよりは日本といった方がいいかもしれませんが。


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