自然教育園日記 その257 虫のハイスピード撮影はどうやったらいいの??
2023-5-3
Fujifilm X-H2S + FX70-300mm プレ撮影、30コマ/秒
花にとまっている蜂をさらに大きな蜂が引っ張り上げ、放り出しました。小さい方はそのまま落下。こんなの初めて見た。
これは同じくらいの大きさの蜂同士のバトル。絵を見ても何が何だかわからない。このバトルは結構長く行われていました。かなり珍しい光景。 こんな場面は大きくトリミング拡大すれば迫力ある画面になるだろうに、ピントがピシッとしないのでこれ以上拡大出来ない。
2023-5-9
今日もFujifilm X-H2S + FX70-300mm
ウツギ
自然教育園には少なくともウツギとマルバウツギの2種がある。ツクバネウツギというのもあった。まだ他にあるかな?
当方はアオイロニワゼキショウが好きなので、アオイロニワゼキショウに集まる虫をいつも一生懸命撮るのですが、なかなか気に入った絵は撮れません。
2023-5-21
Fujifilm X-H2S+ XF70-300mmの絵がどうしても画質的に満足できないので、いっそ連写をやめてFujifilm GFX100S + GF120mm macroの一発勝負にしてみました。どちらが使える絵が撮れるか?
下の絵は上の絵の元絵。今回アップしたFujifilm GFX100Sの写真は、全てこの程度のトリミング拡大をしています。これだけ拡大しても生々しさが失われないのが驚異的。
拡大するまで何だかわからなかったが、カメムシの交尾中でした。
この後、このアブは飛び上がるのですが、プレ撮影がないから、撮れていません。飛び出しを撮るには間違いなくプレ撮影システムは必須なのです。但し、虫の飛び出しが面白い絵を作るかどうかは別問題。またプレ撮影の飛び出しの絵のピントが合っているかも別問題。
連写なしでもたまたま飛んでる虫を撮ることが出来るのです。ピントが合えばこちらの方が画質がいい。これだけ拡大してもピッシとしています。これだけの画質で連写できるカメラはないものか。
今度、ニコンからプレ撮影できるフルサイズミラーレスZ8が発売になりました。一見、高画質、高速連写でやっとまともなカメラが登場したように見えますから、ニコンファンは大喜びでしょう。当方も一瞬買おうかと思いました。
よくよく調べると、ハイスピードフレームチャプチャーで最高120コマ/秒まで連写できとありますが、画面は小さくなり、120コマ/秒は特殊な目的でないと実際は使わないでしょう。 また、30コマ/秒でのプリチャプチャー機能(プレ撮影)がついていることは嬉しいけれどJPEG, APS-Cサイズという限定になるので、落ち着いて考えてみると何のことは無い結局、現在使っているFujifilm X-H2Sとスペック的には同じことでした。
特に革新的技術が盛り込まれているわけではなく、今できることを組み合わせたということ。これで50万円オーバー。ニコンファンは他社のミラーレスに負けないカメラが出来たと言ってきっと深く考えずに買うのでしょうね。
何かハイスピードカメラは、動画システムがスチールに流用して出来ているのでしょうが、作る方も、使う方も何か混乱していますね。連射はできてもAFは追い付かず、ストロボも追いつきません。ハイスピード撮影はまだまだ未完成のステージである気がします。
まずは当方が何をしたいのか方向を定めるのが先決ということ、これが決まれば解決法も出てくるに違いない。
2023-5-26
今日はFujifilm X-H2S にXF70-300mmとZeiss touit 50mm macroを付けて比較してみました。プレ撮影モード、30コマ/秒はいつものとおり。
下の2枚はZeiss touit 50mm macro撮影のトリミング拡大。F2.8ですからピントが合う部分はわずかであとはきれいにボケます。いつもながらZeissの解像力とボケは美しい。
この日、XF70-300mmでの虫撮影で、ここに載せたくなる絵は0でした。1000枚以上撮ったのですが0です。
XF70-300mmがかわいそうなので、メジロが巣作り用に草の枝を集めているところを1枚だけ載せます。
考えてみたら、虫はマクロレンズで撮るのがあたりまえで、望遠レンズで撮ろうというのがおかしい。XF70-300mmは30cmくらいまで近づけるので使えるかもしれないと思ったのですが。虫が逃げないで、虫に近づけるならマクロがいいに決まっています。
2023-5-27
今日はFujifilm X-H2S + XF70-300mmにLED懐中電灯を使ってみました。
アカショウマ
クサノオウ(草の黄)
これまでの虫の高速撮影トライで次のことがわかりました。
① テレコX1.4を使うかどうかですが、最大のデメリットは暗くなることで、昆虫は暗い所にいることが多いので、ISOが上がってしまい、ノイズが増えて画質が落ちます。拡大のメリットよりもこのデメリットの方が大きい。テレコは昆虫撮影には×です。
② LED懐中電灯はフィリッカーが起きるものと起きないものがあるようで、当方の使っているものは起きないようです。X-H2Sにはフリッカー低減とかフリッカーレスとかいうシステムがついているので、ONにしてみましたが、もともとフリッカーが起きていないので、LED懐中電灯で問題なく撮れました。ただしこの懐中電灯の光は黄色に偏っているので、事前に色調を調整しておく必要がありそうです。
③ ストロボではプレ撮影モードとか連写とかが意味なくなるので、強力なLED懐中電灯を使ってみました。LED懐中電灯で十分でハイスピードストロボは必要ないように思うのですが?
その後、テレビで蝶撮影の名人のすばらしい写真を見て、すべてストロボを使っていることがわかりました。チョウは対象としては比較的大きいから当然少し距離をとる、よってディフューザーはつけていませんでした。どうやらストロボ一発勝負でビシッと撮る。ストロボの陰影で、フォーカスのエッジがピシッとする効果があるようです。LEDランプによるプレ撮影モード連写はあきらめて、高速シャッター用のストロボ一発勝負をやってみようか?
④ 画質を決めるのはどうやらレンズのクオリティーが最も重要のようです。Zeiss touit 50mm macroで接近して撮ると、Fujifilm XF70-300mmよりはるかに良い画質が得られます。GFX100S中判はGF120mmmacroと組み合わせると、さすがにFujifilm X-H2Sと比較にならない良い画質が得られます。レンズのクオリティーと受光面雄大きさがダブルで効いてきます。さらに一億画素の恩恵は大きい。一億画素GFX100S中判を使い慣れていると、Fujifilm X-H2Sの2616万画素はどうしてもフラストレーションが大きい。
さて困りました。昆虫のハイスピード撮影を高画質でするにはFujifilm X-H2とかT5とかで画素数を上げればいいのか、Sony α7RVフルサイズが必要なのか(α1は以前放り出したのでパス)、Fujifilm APS-Cでクオリティーの高い望遠マクロレンズを買えばいいのか、大体そんなものがあるのか。一応、Fujifilm XF80mm F2.8 macroを考えてはいますが??
やれやれ、鳥撮りのためにハイスピードカメラFujifilm X-H2Sとデカ望遠レンズXF150-600mmを買ってみたけれど、結局、鳥撮りは性に合わないというか、カワセミのいじわるそうな顔がいやになって鳥撮りを放り出しました。なんとかハイスピードカメラFujifilm X-H2Sを生かそうと四苦八苦しているのです。しかたなく虫のハイスピード撮影にシフトしたのですが、ここでも苦戦。面白い写真がとれない!
一発勝負なら、Fujifilm GFX100S中判+GF120mm macroにハイスピードストロボつけるのが一番よさそうだ。結局なんのことはないFujifilm X-H2Sとデカ望遠レンズXF150-600mmの行き先はないままだ。
2023-5-3
Fujifilm X-H2S + FX70-300mm プレ撮影、30コマ/秒
花にとまっている蜂をさらに大きな蜂が引っ張り上げ、放り出しました。小さい方はそのまま落下。こんなの初めて見た。
これは同じくらいの大きさの蜂同士のバトル。絵を見ても何が何だかわからない。このバトルは結構長く行われていました。かなり珍しい光景。 こんな場面は大きくトリミング拡大すれば迫力ある画面になるだろうに、ピントがピシッとしないのでこれ以上拡大出来ない。
2023-5-9
今日もFujifilm X-H2S + FX70-300mm
ウツギ
自然教育園には少なくともウツギとマルバウツギの2種がある。ツクバネウツギというのもあった。まだ他にあるかな?
当方はアオイロニワゼキショウが好きなので、アオイロニワゼキショウに集まる虫をいつも一生懸命撮るのですが、なかなか気に入った絵は撮れません。
2023-5-21
Fujifilm X-H2S+ XF70-300mmの絵がどうしても画質的に満足できないので、いっそ連写をやめてFujifilm GFX100S + GF120mm macroの一発勝負にしてみました。どちらが使える絵が撮れるか?
下の絵は上の絵の元絵。今回アップしたFujifilm GFX100Sの写真は、全てこの程度のトリミング拡大をしています。これだけ拡大しても生々しさが失われないのが驚異的。
拡大するまで何だかわからなかったが、カメムシの交尾中でした。
この後、このアブは飛び上がるのですが、プレ撮影がないから、撮れていません。飛び出しを撮るには間違いなくプレ撮影システムは必須なのです。但し、虫の飛び出しが面白い絵を作るかどうかは別問題。またプレ撮影の飛び出しの絵のピントが合っているかも別問題。
連写なしでもたまたま飛んでる虫を撮ることが出来るのです。ピントが合えばこちらの方が画質がいい。これだけ拡大してもピッシとしています。これだけの画質で連写できるカメラはないものか。
今度、ニコンからプレ撮影できるフルサイズミラーレスZ8が発売になりました。一見、高画質、高速連写でやっとまともなカメラが登場したように見えますから、ニコンファンは大喜びでしょう。当方も一瞬買おうかと思いました。
よくよく調べると、ハイスピードフレームチャプチャーで最高120コマ/秒まで連写できとありますが、画面は小さくなり、120コマ/秒は特殊な目的でないと実際は使わないでしょう。 また、30コマ/秒でのプリチャプチャー機能(プレ撮影)がついていることは嬉しいけれどJPEG, APS-Cサイズという限定になるので、落ち着いて考えてみると何のことは無い結局、現在使っているFujifilm X-H2Sとスペック的には同じことでした。
特に革新的技術が盛り込まれているわけではなく、今できることを組み合わせたということ。これで50万円オーバー。ニコンファンは他社のミラーレスに負けないカメラが出来たと言ってきっと深く考えずに買うのでしょうね。
何かハイスピードカメラは、動画システムがスチールに流用して出来ているのでしょうが、作る方も、使う方も何か混乱していますね。連射はできてもAFは追い付かず、ストロボも追いつきません。ハイスピード撮影はまだまだ未完成のステージである気がします。
まずは当方が何をしたいのか方向を定めるのが先決ということ、これが決まれば解決法も出てくるに違いない。
2023-5-26
今日はFujifilm X-H2S にXF70-300mmとZeiss touit 50mm macroを付けて比較してみました。プレ撮影モード、30コマ/秒はいつものとおり。
下の2枚はZeiss touit 50mm macro撮影のトリミング拡大。F2.8ですからピントが合う部分はわずかであとはきれいにボケます。いつもながらZeissの解像力とボケは美しい。
この日、XF70-300mmでの虫撮影で、ここに載せたくなる絵は0でした。1000枚以上撮ったのですが0です。
XF70-300mmがかわいそうなので、メジロが巣作り用に草の枝を集めているところを1枚だけ載せます。
考えてみたら、虫はマクロレンズで撮るのがあたりまえで、望遠レンズで撮ろうというのがおかしい。XF70-300mmは30cmくらいまで近づけるので使えるかもしれないと思ったのですが。虫が逃げないで、虫に近づけるならマクロがいいに決まっています。
2023-5-27
今日はFujifilm X-H2S + XF70-300mmにLED懐中電灯を使ってみました。
アカショウマ
クサノオウ(草の黄)
これまでの虫の高速撮影トライで次のことがわかりました。
① テレコX1.4を使うかどうかですが、最大のデメリットは暗くなることで、昆虫は暗い所にいることが多いので、ISOが上がってしまい、ノイズが増えて画質が落ちます。拡大のメリットよりもこのデメリットの方が大きい。テレコは昆虫撮影には×です。
② LED懐中電灯はフィリッカーが起きるものと起きないものがあるようで、当方の使っているものは起きないようです。X-H2Sにはフリッカー低減とかフリッカーレスとかいうシステムがついているので、ONにしてみましたが、もともとフリッカーが起きていないので、LED懐中電灯で問題なく撮れました。ただしこの懐中電灯の光は黄色に偏っているので、事前に色調を調整しておく必要がありそうです。
③ ストロボではプレ撮影モードとか連写とかが意味なくなるので、強力なLED懐中電灯を使ってみました。LED懐中電灯で十分でハイスピードストロボは必要ないように思うのですが?
その後、テレビで蝶撮影の名人のすばらしい写真を見て、すべてストロボを使っていることがわかりました。チョウは対象としては比較的大きいから当然少し距離をとる、よってディフューザーはつけていませんでした。どうやらストロボ一発勝負でビシッと撮る。ストロボの陰影で、フォーカスのエッジがピシッとする効果があるようです。LEDランプによるプレ撮影モード連写はあきらめて、高速シャッター用のストロボ一発勝負をやってみようか?
④ 画質を決めるのはどうやらレンズのクオリティーが最も重要のようです。Zeiss touit 50mm macroで接近して撮ると、Fujifilm XF70-300mmよりはるかに良い画質が得られます。GFX100S中判はGF120mmmacroと組み合わせると、さすがにFujifilm X-H2Sと比較にならない良い画質が得られます。レンズのクオリティーと受光面雄大きさがダブルで効いてきます。さらに一億画素の恩恵は大きい。一億画素GFX100S中判を使い慣れていると、Fujifilm X-H2Sの2616万画素はどうしてもフラストレーションが大きい。
さて困りました。昆虫のハイスピード撮影を高画質でするにはFujifilm X-H2とかT5とかで画素数を上げればいいのか、Sony α7RVフルサイズが必要なのか(α1は以前放り出したのでパス)、Fujifilm APS-Cでクオリティーの高い望遠マクロレンズを買えばいいのか、大体そんなものがあるのか。一応、Fujifilm XF80mm F2.8 macroを考えてはいますが??
やれやれ、鳥撮りのためにハイスピードカメラFujifilm X-H2Sとデカ望遠レンズXF150-600mmを買ってみたけれど、結局、鳥撮りは性に合わないというか、カワセミのいじわるそうな顔がいやになって鳥撮りを放り出しました。なんとかハイスピードカメラFujifilm X-H2Sを生かそうと四苦八苦しているのです。しかたなく虫のハイスピード撮影にシフトしたのですが、ここでも苦戦。面白い写真がとれない!
一発勝負なら、Fujifilm GFX100S中判+GF120mm macroにハイスピードストロボつけるのが一番よさそうだ。結局なんのことはないFujifilm X-H2Sとデカ望遠レンズXF150-600mmの行き先はないままだ。
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