小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

ピアニッシモからフォルテ ~その3 ダリア編―2~

2015-10-08 17:39:39 | 日記
ピアニッシモからフォルテ ~その3 ダリア編―2~

まずはSonyα7RII + Sony FE 90mm macro。構図中心に撮っていますので、MF
手持ちです。













次は広角レンズ。Sony α7R + Zeiss Distagon 21mm ZF。三脚を使ったMF撮影です。空の雲を入れ込む時はずっと絞りこんでいます。これは三脚があるから出来ること。以下はあえてSony α7RIIを使わずに、Sony α7Rを使っています。画素数が4360万画素(総画素) から3680万画素(総画素数)に落ちますが、撮れる絵にそんな違いは無いはずです。
ついつい、レンズを付け換えてSony α7RIIの方を使ってしまいますが、Sony α7RII とSony α7Rで2台体制を組めなくてはSony α7Rを売らずに残した意味がありません。Zeissの広角レンズの場合は周辺減光や色かぶりがほとんど気になりませんから、Sony α7Rで全然OKです。Sony α7Rの下取り価格が暴落して、今になっては売る気もおきません。Sony α7Rは中古で10万円前後で取引されるでしょうから、精密な絵を撮りたい方は、今買うことをお勧めします。トータルの評価は低いですが、当方のような使い方でしたら、Sony α7RIIとほとんど変わりないのです。



晴れたり曇ったりで、光と風を考えながら撮るのは疲れます。さらに雲の具合まで考えないと。





これはLED懐中電灯で影になる花を補助しています。ピントを合わせるときに暗いと合わせられないので、そういう意味でもLED懐中電灯は役に立ちます。



次に、大口径レンズ。 Sony α7R + フォクトレンダーNokton 50mm F1.5









バックのボケが効果的な絵を4枚載せました。日が当たる花をF1.5で撮ると、シャッターを1/8000にしても露出オーバーになってしまいます。よって、F1.5で撮る時は日蔭の花を狙っています。大口径レンズはどうしてもNDフィルターが必要なようです。

マクロレンズ、広角レンズ、大口径レンズ、みんな面白いですね。いくらでもレンズを買いたくなってしまいます。

3時間の格闘の末に、引き上げることにします。150円で売っていたトウガラシの鉢を2つ買いました。 町田のダリア園は障がい者さんの働き場として作られたそうです。障がい者さんが楽しく働けて、美しいダリアを皆で楽しめて、世界一のダリア園を目指して拡大しています。上手く回ってゆけば、こんないいことはない。皆さんも是非応援してください。


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ピアニッシモからフォルテ ~その3 ダリア編-1 ~

2015-10-07 16:57:01 | 日記
ピアニッシモからフォルテ ~その3 ダリア編-1 ~

2015-10-6
今日は町田のダリア園に行ってみました。2時間もかかるのですが、なぜダリア園に行くのか、以下の写真を見ていただけばお分かりになるでしょう。

今日の写真は全て、Sony α7RII + Sony FE 90mm macroで、三脚を用いたMF撮影です。もっとも正統的マクロ撮影です。ファインダーで12.5倍の拡大でピントを合わせ、紙一枚の厚さくらいの焦点深度で撮影しています。ただし風が強く、なかなか風が止んでくれません。計3時間の撮影時間の2/3は風が弱まるのを待つ時間ということになります。風の中でのピント拡大は目がくらくらします。
自然の造形をサンプリングして、陶芸の題材にするやり方に、Sony α7RII + Sony FE 90mm macroは、さらに細密な視点を与えてくれました。当方にとって、三脚を用いたマクロMF撮影が必須な理由がお分かりいただけるでしょう。





















いきなりアップですみません。ダリアがいかに造形の役に立つかを示したかったのです。
この規則的かつ不規則な連続性と色と形のバラエティーがはてしない興味を引き出してくれます。

こうやって書いてみると、当方の波や貝や葉っぱに対する興味はいずれも<規則的かつ不規則な連続性と色と形のバラエティー>であることがわかります。ブログを書くということはいいことですね、自分のやっていることが整理されてきます。

自然の造形のサンプリングから陶芸への投影、頭の中には道筋ができているのですが、実際の作品は目標に対して、まだ果てしなく遠い。ピアニッシモからフォルテ、もっと細密に、ピアニッシモからフォルテまで途切れることなくエネルギーを投入しなければ。

明日は、マクロレンズ、広角レンズ、大口径レンズでのダリア撮影比較を載せます。
お楽しみに。
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ピアニッシモからフォルテ ~その2 コスモス編-2~

2015-10-06 19:50:49 | 日記
ピアニッシモからフォルテ ~その2 コスモス編-2~

今日はうまい写真を撮るのが目的ではなくて、コスモスという花をよく見て、花の持つ魅力をすこしでも多く発見しようというのが目的です。このように、対象を細密に何度も見てゆくことを、ピアニッシモからフォルテという言葉で表しています。
  いままで、陶芸で当方が使った花は、一番最初がコスモス、次がハス、シャガ、ユリ、ダリアと続きます。当方にはコスモスは太陽に透ける花びらの陰影が魅力なのです。


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro

このあたりまでは三脚を使って、厳密に花のディテールのサンプリングを行っています。
以下は三脚無しで、構図中心に撮影。


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Leitz Tele-Elmar 135mm

ほぼ同じ場面ですが、色が変化したのがわかりますか? これが典型的な日本好みの色と西洋好みの色の違いと思うのです。この色がLeitzに魅かれる所以です。


Sony α7RII + Leitz Tele-Elmar 135mm


Sony α7RII + Leitz Tele-Elmar 135mm


Sony α7RII + Zeiss Distagon18mm ZM + フォクトレンダーclose focus adaptor

もう一度Zeiss Distagon18mm ZMを試してみました。やはり、ディテールが少々荒っぽい印象がぬぐえません。 しかし、このレンズはコンパクトなので、ダメ押しに一本レンズを増やす時に選択してしまいます。Zeiss Distagon 21mm ZFですとドカッときますから、これがメインの時でないと持ちだすのはつらい。


Sony α7RII + Zeiss Distagon18mm ZM + フォクトレンダーclose focus adaptor


Sony α7RII + Zeiss Distagon18mm ZM + フォクトレンダーclose focus adaptor


Sony α7RII + Zeiss Distagon18mm ZM + フォクトレンダーclose focus adaptor


Sony α7RII + Zeiss Distagon18mm ZM + フォクトレンダーclose focus adaptor


Sony α7RII + Zeiss Distagon18mm ZM + フォクトレンダーclose focus adaptor


Sony α7RII + Zeiss Distagon18mm ZM + フォクトレンダーclose focus adaptor


Sony α7RII + フォクトレンダーNokton 50mm F1.5 + フォクトレンダーclose focus adaptor

Noktonはボケをねらうので、手持ちで焦点を合わせるのはとっても厳しい。近寄れないので、さらに苦しい展開となりますが、そのボケ味は一味違った絵をつります。


Sony α7RII + フォクトレンダーNokton 50mm F1.5 + フォクトレンダーclose focus adaptor


Sony α7RII + フォクトレンダーNokton 50mm F1.5 + フォクトレンダーclose focus adaptor




Sony α7RII + Sony FE90mm macro

帰り際にSony FE90mm macroで3枚。


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro

また、明日






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ピアニッシモからフォルテ ~その2 コスモス編-1~

2015-10-05 17:51:46 | 日記
ピアニッシモからフォルテ ~その2 コスモス編-1~
2015-10-3
今日は白金自然写真クラブの例会、終了後メンバーはどっと水鳥の沼よこのアザミに押し寄せる。ここにはここのところアサギマダラが毎日2匹ずっと蜜をすっている。まったく逃げようともしないので、カメラマンが円陣をくんで、バシャバシャと撮影。望遠ズームと連写の隊列である。


Sony α7RII + Leitz Tele-Melmar 135mm

当方はLeitz Tele-Melmar 135mmでポツンポツンとMF撮影。昨日、フォクトレンダー・マイクロフォーサーズ 25mm F0.95で超接近して、ボケボケ写真を撮ったから、今日はもう撮る気がしない。近代的、遠巻き円陣連写パターンは当方にとって、とっても居心地が悪いのである。 
ピアニッシモからフォルテとは、写真にせよ、陶芸にせよ、ワッサワッサと進まずに、細密に、ピアニッシモからフォルテまでエネルギーを集中して、一つ一つのクオリティーを上げて行こうという方針のことなのだ。バルバラ・フラットリが当方にガツンとくらわせたことなのである。自然教育園を逃げ出して、昭和記念公園のコスモス畑に向かう。コスモスをもう一押し、二押ししてみよう。


Sony α7RII + Sony FE90mm macro

昭和記念公園にはいると、背の高いシオンの群れに出くわした。ここで寄り道。


Sony α7RII + Sony FE90mm macro

蝶たちが、幸せそうに蜜をすう。思う存分マクロでチョウ撮り。Sony α7RII + Sony FE90mm macroの組みあわせになってから、チョウの表情を撮るのが面白くなってしまった。 全部、手持ちMF。


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + フォクトレンダーNokton 50mm F1.5 + フォクトレンダーclosed focus adaptor

やっとこ、こもれびの里へたどりついて、コスモス撮りにはいります。

また明日。

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ピアニッシモからフォルテ ~その1バルバラ・フリットリ~

2015-10-02 20:59:05 | 日記
ピアニッシモからフォルテ ~その1バルバラ・フリットリ~

2015-10-1
バルバラ・フリットリは2度目。イタリアで活躍中のオペラ・ソプラノ歌手。イタリア・オペラの新女王といわれる。
上手い。細かいニュアンスの表現を得意としつつ、さらに迫力のある声量を持っている。しかも常に極めて安定した歌を披露する。こまやかに、ピアニシモからフォルテまで、切れ目なくエネルギーの集中。さらに見た目も美しい。しかし当方は何時も目をつぶって聞く。上手い歌手の歌は、なにかしらの情景を浮かび上がらせてくれる。いつも陶芸でつくる形とか写真で撮るべき形とかが浮かんでくる。この前の、レオ・ヌッチの時の椿姫のプロバンスの陸と海はすでに器になった。今回もいくつかのアイデアを浮かばせてくれた。一つは花をどう表現するかである。最後の詰めがわからない。もうバラは飽きたとか、ダリアは飽きたとか言っている場合じゃない。もっと一つの花を何度も何度も撮らなくては。もう一段も二段も同じ花から何かを引き出さなくては。一つは、もっと一つ一つ細かく、繊細に、精密に、全体をバサッとつかむその次には、もっと精度を一段も二段も上げて、こまやかに、こまやかに。ピアニシモからフォルテまで、切れ目なくエネルギーの集中。この歌手はそう言っている。


Olympus OM-D E-M1 + フォクトレンダーNokton 25mm F0.95


Olympus OM-D E-M1 + フォクトレンダーNokton 25mm F0.95


Olympus OM-D E-M1 + フォクトレンダーNokton 25mm F0.95


Olympus OM-D E-M1 + フォクトレンダーNokton 25mm F0.95


Olympus OM-D E-M1 + フォクトレンダーNokton 25mm F0.95


Olympus OM-D E-M1 + フォクトレンダーNokton 25mm F0.95


Olympus OM-D E-M1 + フォクトレンダーNokton 25mm F0.95


Olympus OM-D E-M1 + フォクトレンダーNokton 25mm F0.95


Panasonic Lumix GH4 + Olympus M.Zuiko 75-300mm


Panasonic Lumix GH4 + Olympus M.Zuiko 75-300mm


Panasonic Lumix GH4 + Olympus M.Zuiko 75-300mm
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