青鷺

青鷺の真つ直ぐ翔り川の上




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サギ科の鳥。







日本のサギ類の中では最も大型。







青灰色だが翼を開くと黒色の風切り羽が目立つ。







水辺や干潟に下りて、魚や小動物を捕食する。

水辺などで塑像のように動かないこともある。







青鷺が川の上を上流に向かって真っすぐに飛んできた。

目の前を大きく羽ばたいて去って行った。






青鷺の大き羽ばたき眼前を




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軽鳧（かる）の子

親につき軽鳧の子岩を越えにけり




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軽鴨は五月頃産卵し、二十四日ほどで卵はかえる。







雛は黄褐色の綿羽に覆われている。







声は真鴨に似ている。







親鳥のあとについて歩いたり、泳ぐ姿は、微笑ましくて

可愛い。







軽鴨の親が川の中の岩を越えて行くと、七羽の子たちは

あとについて次々と岩を越えて行った。






軽鳧の子の泳ぐや親に先んじて




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鉄漿蜻蛉（おはぐろとんぼ）

おはぐろや雨に濡れつつ葉に止まり




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カワトンボ科の蜻蛉。







本州以南に分布し、七～九月頃に平地の水辺で

普通に見られる。







腹部が普通の蜻蛉より細長く、雄は金緑色、雌は

黒褐色。







翅はいずれも黒色で、静止のときは直立させる。







雨が降っていた。

その中を鉄漿蜻蛉がふらふらと飛んできて葉に

止まった。






瀬音より飛びて鉄漿蜻蛉かな




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鵜

川中の岩に佇む鵜のゐたり




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ウ科の水鳥の総称。







黒や緑黒色の羽毛に覆われ、嘴が長い。







潜水が巧みでよく魚を捕らえる。

翼を広げて日に干すのも特徴。







川鵜、海鵜、姫鵜などがある。

鵜飼に使われるのは海鵜。







川の中の岩に川鵜が一羽じっと佇んでいた。






底に影落として泳ぐ川鵜かな




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翡翠（かわせみ）

翡翠の魚捕る刹那待ちゐたり




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カワセミ科の鳥の総称。







雀より大きく、腹部が赤褐色、背面は瑠璃色で、翡翠

（ひすい）の玉に似てきわめて美しい。







嘴が長く、渓流や沼地沿いの木の枝から魚を狙い、

見つけると矢のような速さで急降下して捕らえる。







飛翔は直線的で、飛びながら「ティーッ」と鳴く。







翡翠が川の中の木の枝に止まっていた。

魚を捕る一瞬をいつかいつかと期待しながら待って

いた。

すると、川に飛び込むや否や小魚を咥えて元の枝に

戻った。






並びをり翡翠狙ふカメラマン




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