俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

夏燕

2022-07-06 | 俳句・夏・動物




川面着く遊びのやうや夏燕




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夏に見かける燕をいう。







四~七月に通常二回産卵する。







産卵後一か月余りで巣立ちをし、成鳥と共に真夏の

大気を切って飛ぶ様は躍動感にあふれている。







青田や川をかすめて飛ぶ姿はいかにも夏らしく

すがすがしい。







夏燕が虫を捕っているのかもしれないが、川の水面に

ちょっと着きながら飛んでいた。

そえはまるで遊んでいるように見えた。






橋潜ることが好きらし夏燕




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十薬

2022-06-11 | 俳句・夏・動物




十薬の挙りたる白浄土かな




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ドクダミ科の多年草。







梅雨の頃、平地の湿った日陰や庭の隅などに群がり

生える。







白く花のように見えるのは苞で、十字形の苞の中心に

黄色い花を穂状につける。







特異な臭気をもち、葉、茎、根は薬用になる。

薬効が多いことから十薬の名がついた。

別名「どくだみ」。







十薬が群生していた。

たくさん集まっている白の世界であった。






用水のなぞへ十薬一面に




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2021-08-04 | 俳句・夏・動物




よく見れば手近の幹に蝉をりぬ




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セミ科の昆虫の総称。







梅雨が明けると一斉にいろいろな蝉が鳴き出す。







ジイ、ジイは油蝉、ミーン、ミーンはミンミン蝉、シャー、

シャーは熊蝉、ニイ、ニイはニイニイ蝉。







蝉の降るような声を「蝉時雨」という。







木に蝉が鳴いていた。

幹をよく見ると、手の届くところに蝉が止まっていた。






シーソーに乗る少女らや蝉の声




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白鷺

2021-07-28 | 俳句・夏・動物




白鷺の発ちたる背(せな)を目で追ひぬ




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サギ科の白い羽毛に覆われている鳥の総称。







一般的に大鷺、中鷺、小鷺の三種があり、前二種は

渡り鳥、小鷺は留鳥。







いずれも初夏から巣を営み、三種とも混合して林に

コロニーを造る。







沼沢や水辺を渡り歩いて餌をあさる。







白鷺が川から飛び立った。

その飛び去って行く後姿を目で追った。






白鷺の魚捕る刹那確と見ぬ




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夏燕

2021-07-26 | 俳句・夏・動物




大股に堤歩けば夏燕




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夏に見かける燕をいう。







春に南方から渡って来た燕は、四~七月にかけて巣を

つくり、通常二回産卵する。







産卵後一か月余りで巣立ちをし、成鳥ともども飛翔する

姿が見られる。







青田をかすめ、高空へと飛ぶ姿はいかにも夏らしく

すがすがしい。







体に負荷をかけるため川堤を大股で歩いた。

すると、川の上を夏燕が速い速度で飛び交っていた。






電線に休んでをりぬ夏燕




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