俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

鱗雲

2013-10-31 | 俳句・秋・天文




失ひし師のことばかり鱗雲



巻積雲のことだが、小さい雲片が小石のように集まり、さざ波にも似

て白く薄い。

広がり方は小さいことも、空一面に広がることもある。







鱗のように見えるので鱗雲という。

鰯が群れるように見えるので鰯雲、鯖の背の斑紋のように見えるの

で鯖雲などとも呼ぶ。

この雲が出ると鰯がよく獲れるという。







高空の鱗雲を見上げていると、今年亡くなった師のことばかりが思

い出されてくるのであった。






ジェット機の黒影速しうろこ雲



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コメント (1)
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