俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

添水(そうず)

2014-10-16 | 俳句・秋・人事




次の音待ちたくなりし添水かな



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



田畑を荒らす鳥獣を音により追い払う装置。

太い竹筒に水を溜め、中央の支点を中心に、溜まった水

の重みで竹筒が傾き、一気に水が出て、その反動で勢い

よく戻った拍子に石などを打って大きな音を出す。

「ばったんこ」「鹿威し」などともいう。







細い竹を通して水が送られてくる添水があった。

コンという音を聞くと、次の音が聞きたくなり、竹筒に

水がいっぱいになるのを再び待った。

それを何回も聞いて楽しく思った。






鹿威し旅路の空へ響きけり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする