俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

春陰

2020-03-07 | 俳句・春・天文




春陰や沼に笛吹く鳥のゐて




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春の曇天をいう。







「花曇」と似ているが、より暗く重い。







明るい春にあって憂いを帯びた陰りを感じさせる。







陸游の詩「春陰雨に成り易く、客病(かくへい)寒さを

禁ぜざる」の漢詩用語によるもののようである。







群馬県館林市のつつじが岡公園を訪れた。

城沼(じょうぬま)に大鷭や鴨、白鳥などが群れていたが、

暗い春陰のもと、笛を吹くように鳴いている鴨がいた。






春陰や親子マスクをして来る




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