俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬芽

2020-12-04 | 俳句・冬・植物




厚雲へ挙りてゐたり冬木の芽




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春に萌え出す芽は秋のうちにでき、寒さに耐えられる

ように固い鱗片で覆われて休眠、越冬する。







これを「冬芽」または「冬木の芽」という。







常緑樹にもあるが、落葉樹の葉が落ちつくした枝の

冬芽はことに目立つ。







冬芽が確かな形となり、膨らんでくると春は近い。







厚い雲に向かって冬木の芽が挙って出ていた。






かそけくも夕日の当る冬芽かな




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