魔女の如蜜を吸ひゐる黒揚羽
蝶は春の季語だが、夏の蝶は大型のものが多く、その代表は揚羽蝶である。
翅の黒い黒揚羽もまた、夏に多くみられる。
本州以南の都市近郊や山地に生息している。
翅は表裏とも黒色で、裏面には後翅外線に赤班が並び、日本産のものには尾状突起がある。
雄には後翅前線に白い帯が見られる。
黒揚羽がアガパンサスの蜜を吸っていた。
その姿が魔女のように見えた。
花替へてまた一心に黒揚羽