翡翠の鴉の声を気にしをり
カワセミ科の鳥の総称。
雀の大きさで、腹部が赤褐色。
背面は瑠璃色であるが、玉(ぎょく)の翡翠にも似てきわめて美しい。
嘴は黒くて鋭く長い。
夏、渓流や池沼の杭や木の枝の上から魚を狙い、見つけるや否や急降下して捕らえる。
川の草の茎に翡翠が止まっていた。
その時、烏がしきりに鳴いたのそちらの方を気にして見ていた。
翡翠をひとり占めして見てゐたり