俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

燕帰る

2023-08-29 | 俳句・秋・動物

 

 

畑の上を惜しむかに舞ふ帰燕かな

 

 

 

 

 

 

春に渡ってきた燕が、秋に南方へ帰ってゆくことをいう。

 

 

 

 

 

 

秋に、電線や蘆原などに燕の一群が集まっているのを見かける。

これは、南方へ帰る準備なのである。

 

 

 

 

 

 

「燕帰る」等はその燕を見送る気持ちを感じさせる季語である。

燕の群れがいつの間にかいなくなると、淋しく感じられる。

 

 

 

 

 

 

数羽の燕が畑の上を惜しむかのように舞っていた。

正に帰燕であった。

 

 

 

 

 

電線に胸の白さの秋燕

 

 

 

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