俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬鷺(2)

2024-02-01 | 俳句・冬・動物

 

 

水中を見つむる目なり冬の鷺

 

 

 

 

 

 

冬に見かける鷺のことをいう。

 

 

 

 

 

 

主に小鷺や青鷺が多い。

白鷺も青鷺も夏の季語で本来は夏に多く見られるはずであるが、近年の夏はあまりの猛暑で、鷺の姿はほとんど見られない。

おそらく、更に北の方で過ごし、秋に南下して、逆に冬の方が鷺を見かける機会が多くなっているのだろう。

暖冬の所為で、冬に日本の南方へ移る必要がなくなったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

冬鷺の本意は寒さに耐えている鷺で、寒風の吹きつける日などは寒そうにしているのが見られる。

 

 

 

 

 

 

川に冬の鷺がいた。

冬鷺は水中を見つめ、小魚を狙っている目をしていた。

 

 

 

 

 

冬鷺の翔て夕日を浴びにけり

 

 

 

コメント (2)
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