俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

水引の花

2023-10-03 | 俳句・秋・植物

 

 

水引の花へ木洩れ日夕づきぬ

 

 

 

 

 

 

タデ科の多年草。

林の縁や藪などに自生するが、観賞用に庭などに植えられもする。

 

 

 

 

 

 

八~十月、枝上に数条の細長い花軸を伸ばし、赤い小花を無数につける。

 

 

 

 

 

 

花の姿が祝事に用いる水引に似ているのでこの名がある。

白花を「銀水引」、紅白混じったものを「御所水引」という。

植物名は「ミズヒキ」で、「水引草」は俳句特有の呼び方。

 

 

 

 

 

 

水引の花が乱れ咲いていた。

そこへ木洩れ日が差していて、それが夕方の色になっていた。

 

 

 

 

 

水引の径に入りて返しけり

 

 

 


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