俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

黒南風

2023-07-05 | 俳句・夏・天文

 

 

黒南風や短距離走の選手らに

 

 

 

 

 

 

梅雨に入って、長雨の降り続く頃に吹く南風をいう。

暗く陰鬱な空模様の時に吹く湿った風である。

 

 

 

 

 

 

南に高気圧、北に低気圧が居座る夏型の気圧配置によって、南からの季節風が吹く。

この風を「みなみ」や「はえ」と称する。

 

 

 

 

 

 

その中で、梅雨をよぶ風を「黒南風」という。

もともとは船乗りの言葉とのこと。

 

 

 

 

 

 

空がどんよりと曇り、黒南風が吹いていた。

トラックで練習中の短距離走の選手らにも吹き渡っていた。

 

 

 

 

 

黒南風や鳥追ひカイト輪を描いて

 

 

 


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