黒南風や短距離走の選手らに
梅雨に入って、長雨の降り続く頃に吹く南風をいう。
暗く陰鬱な空模様の時に吹く湿った風である。
南に高気圧、北に低気圧が居座る夏型の気圧配置によって、南からの季節風が吹く。
この風を「みなみ」や「はえ」と称する。
その中で、梅雨をよぶ風を「黒南風」という。
もともとは船乗りの言葉とのこと。
空がどんよりと曇り、黒南風が吹いていた。
トラックで練習中の短距離走の選手らにも吹き渡っていた。
黒南風や鳥追ひカイト輪を描いて