青麦に日のちらちらとして眠し
春、穂の出る前の葉や茎が青々としている麦のことをいう。
麦はイネ科の一、二年草。
初冬に蒔かれ、発芽し、寒さに耐えて冬を越した麦は、暖かさの中で勢いよく若葉を成長させる。
そして、畑全体をみずみずしい鮮やかな緑で覆い尽くす。
畑の青麦が日にちらちらとしていた。
そののどかな風景を見て、何となく眠くなった。
学童の通ふ道なり麦青む
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