俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬の暮

2010-12-26 | 俳句・冬・時候


冬の暮歩き疲れの一休み

冬の日の夕暮れどき。冬は日が短いので、早くから電燈がともる。また、空には寒々とした星が瞬き出す。一日中歩き、夕暮となったので休みたくなった。郊外のイタリアンレストランに入り、お茶とケーキで一息ついた。店内に点いた赤い照明に癒された。

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武蔵野の木々も影絵に冬の暮



マンションに燈点り初めぬ冬の暮


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冬の空

2010-12-25 | 俳句・冬・天文


旅客機の二筋の雲冬の空

冬の太平洋側は晴れる日が多いが、日本海側は雪雲に覆われ、陰鬱な日が多くなる。からりと晴れ渡った真っ青な冬空に、白銀色の旅客機が飛行機雲を引きながら飛んでいた。どこへ向かうのだろうか。冬空を夢を乗せて飛んでいるように見えた。

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冬空へ白き煙突伸びゐたり


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クリスマス

2010-12-24 | 俳句・冬・人事


オラトリオ聴いてゐたりし聖夜かな

十二月二十五日に行うキリストの降誕祭のこと。ただし、実際の降誕日は記録に残っていないので不明。前夜を聖夜、クリスマス・イブという。子供たちはサンタクロースからのプレゼントを楽しみに寝る。こちらは、バッハのクリスマス・オラトリオを独りで静かに聴きながら聖夜を過ごした。

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恙(つつが)なきことが仕合せクリスマス


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聖樹

2010-12-23 | 俳句・冬・人事


幼子のきて見上げたる聖樹かな

クリスマスの装飾のために立てる常緑樹。樅(もみ)の木が一般的。クリスマスツリーともいう。商店街、デパート、ホテル、空港などで、美しく飾られた立派なクリスマスツリーを見かけることが多い。両親と一緒に小さな女の子が聖樹の前にきて見上げた。「きれいね」という母親の言葉に大きくうなずいていた。

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南国の聖樹仰ぎて離陸せり


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冬滝

2010-12-22 | 俳句・冬・地理

大川(おおこ)の滝

冬滝の音に縛され巖の上

冬の滝は細々と流れ、寒さに凍ることがある。これが本来の冬の滝であるが、屋久島の滝は雨により水量が多く、夏の滝のように白く大きな音を立てて落ちていた。大川(おおこ)の滝は日本の滝百選の一つに選ばれており、巖の上から二筋に別れて落ちる姿は見事なものであった。

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千尋(せんぴろ)の滝

遥かより冬滝の音響きけり


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