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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

燕帰る

2021-08-26 | 俳句・秋・動物




青空の帰燕暫く目で追ひぬ




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春に南方から渡って来て子育てを終え、秋には南方へ

帰って行く燕をいう。







その燕を見送る気持ちを感じさせる季語である。







山里や町空を飛び交っていた燕もいつも間にか見かけ

なくなる。







いつも川の上を飛び交うのを見ていた燕がいなくなると、

どことなく寂しくなる。







川の上の青空を帰燕が飛び交っていた。

いつまでも目で追っていた。






夕暮の広き野を翔け秋燕




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葛の花

2021-08-25 | 俳句・秋・植物




散策の日差しの強し葛の花




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マメ科の大形蔓性多年草。

秋の七草の一つ。







山野や荒地に自生する。







秋、葉腋に紅紫色の蝶形花を総状につける。

花に甘い芳香がある。







肥大した根から葛粉を採るほか、漢方で葛根(かっこん)

といい発汗、解熱薬とする。

茎の繊維で葛布を織り、鞄、座布団、袋物、草履などに

する。







散策に出たが日差しが強かった。

葛の花にも日が当たっていた。






坂道を押す自転車や葛の花




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苦瓜

2021-08-24 | 俳句・秋・植物




苦瓜の意外に軽し直売所




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ウリ科の蔓性一年草。







熱帯アジア原産。

日本には江戸時代に中国から渡来した。







夏、小さな黄色い五弁花が咲き、秋に疣状の突起の

ある実がなる。

熟れるにつれて外皮が緑色から橙黄色に変わる。







未熟果を食用にするが苦味があり、そのため「苦瓜」と

呼ばれる。

沖縄ではゴーヤーと呼ぶ。

正式名称は「蔓茘枝」。







直売所で苦瓜を売っていた。

選んで持ち上げると意外に軽かった。




ゴーヤーチャンプルー


苦瓜を塩もみすれば暮れてきぬ




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秋の蝉

2021-08-23 | 俳句・秋・動物


法師蝉


鳴き止めばすぐ飛び去りぬ秋の蝉




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秋に鳴く蝉をいう。







蜩や法師蝉のように秋になって鳴き始める蝉もいるが、

夏から引き続き鳴いている蝉も多くいる。




みんみん蝉



蝉の鳴き方も秋に入ると淋しげに聞える。




油蝉



また、それだけに澄んだ響きのある鳴き声である。




法師蝉



歩道の近くで秋の蝉が鳴いていた。

近づいて聞いていると、鳴き止んだ途端に飛び去って

しまった。






用水に沿うて歩きぬ秋の蝉




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臭木の花

2021-08-22 | 俳句・秋・植物




間近にす橋の袂の花臭木




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クマツヅラ科の落葉小高木。







山野に自生するが、庭木としても植えられる。







枝や葉に特有の異臭ががあるので、この名がある。

だが、花には芳香がある。







八月頃、集散花序をなして群がる花をつける。

花の下部は淡紅色を帯びた円筒状、上部は白色で

五裂し、四本の雄蕊と一本の雌蕊が花外に突き出す。







橋の袂に臭木の花が咲いていた。

傾斜地に立つ木なので、花が間近に見られた。






用水を常山木の花の覆ひけり




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