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おばばさま




わたしはいい母親ではないかもしれないが、いい祖母になる自信はたっぷりある。

例のラブラドール君がご近所に来てから、自信は確信に変わった。


人の気をひくために無駄吠え無駄泣きをしているときには決して相手をしてはならぬ、と娘が赤ん坊の頃も、うちの飼い犬が赤ん坊の頃も、心してかかったのだった。でもこのラブラドール君がうちの裏門までやって来てひーひー泣き、窓ガラスからキッチンを覗き込んでわたしの動きを追い、仕舞にはそこに座り込んでしまうと、もう矢も盾もたまらず飛んで行ってしまうんですな。

どうです、いいおばばさまになりそうでしょう。
孫ができたら思い切り甘やかして娘のひんしゅくをかいまくりたいです。


義母は、娘にオランダ語のおばあさんの意である「おーま」で呼びかけることを禁じていて(笑)、「もか」(ママをひねった言い方)を使わせている。実家の母も負けてはいない。なんなんでしょうな、この「高齢の女性」と決して呼ばれたくないという感覚は。老成という観念を持たないアメリカのグローバリズムの影響でしょうか。

わたしはストレートにばば様と呼ばれたい。身体能力が高く、細身でおしゃれなかっこいいばば様になりたいなあ。

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