goo

ユーシス、こんなところに...とつぶやいた。




音楽学校の高等部の発表会があった。
娘が初等部から代表で出場したので、高等部の生徒20名ほどの演奏を見学することができた。初めてであり、たいへんおもしろかった。

おもしろかったというのはですね、すごい人がたくさんいたんですよ。


演奏がすばらしいかどうかという話は別にして、風貌や雰囲気がすごい人が多かったの。


サキソフォーンを演奏した男の子はちょっとカリスマ性があって会場が沸き(サキソフォーンというのは会場に大変アピールする楽器ですな!)、
クラシックギターでバッハを弾いた女性の演奏はすばらしいと同時に「バッハの髪型まで真似して...」という感じで(夫婦が似てくるようなものでしょうか)、

オルガンは教会の離れたところでしか聞いたことがなかったのだが(たいてい教会の2階とか、正面祭壇横とかにありますよね)、7、8メートルほどの距離で、天井の低いところで聞くと、ものすごい音なんですね!楽器の音というよりも、空気の音そのもの。神の進軍ラッパはあんな音を出すのだろうかと、わたしのような人間のクズは吹き飛ばされそうになった。演奏者は体育の教師?みたいな男性。神のラッパを奏でるのには体力がいるのか。

ピアノでドビュッシーを弾いた男性は年の頃17、8歳、青白く中性的な顔立ち、ブロンドのサラサラの髪が腰まであり、マイケルがスリラーで着用したような丈短めパンツ。こういう人は日本の少女漫画にしか実在しないと思っていたので仰天した。まるで「ポーの一族」のユーシスではないか。ああ、ユーシス、こんなところにいたんだね...
演奏も容姿のインパクトを裏切らなかった。


芸術に携わっているとこのように「ある」キャラクターが際立ってくるのだろうか。



ユーシス、こんなところに...音楽を聴きに行ってこのコメント。「ユーシス発見」。あまりの低能さにすぐ泡のように消えてなくなってほしい発言ではある。でも言いたい。うむ、このようなことをこそツイッターでつぶやけばいいのかしら。ミクシーさえも年一度くらいしか開かないのにツイッターなんて最初から無理かしら。

一方ではデモや革命や情報リークのきっかけにも使われるインターネットとサービス...評価は定まっていないが、包丁と同じで使う側の問題であるな。





音楽学校 (conservatoire, conservatorium)
他の地域の音楽学校に関しては知識がないので、ここではブルージュの、と断っておく。
10年制。初等部4年、中等部3年、高等部3年。
8歳からいつでも誰でも入学できる。大人も常時入学可能(大人と子どもはクラスは別)。
先日、娘のピアノの先生が作曲家だと書いたように、教授陣も非常に優れている。
年間90ユーロほどかかる以外は、週2の音楽理論と週1の楽器演奏が、すべて無料。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )