ベストを尽くせば、成功するという。
だが、ベストかどうかを判断できる者など、何処にもいない。
かりおか
「おい!どーいうことなんだ!?」
「そうよ!どーいうことなの!?」
彼は、キョドりながらこう言った。
「いや、待って、ちょっと待って。
だって、だってさ!ビックリさせようと思ったんだよぉ。
内緒で2つ応募していたんだけどさっ。
でもさー、まさか2日遅れで届くとは思わないじゃない?
てっきり、8号の不合格通知だけが届いたら、もしや9号は合格したかと思ってさ。はははっ。
いや~、でも2つとも不合格とはねぇ。笑っちゃうね!
それにしても、8号の後、急に改良を思いついて、2週間で9号を作ったのはサスガに大変だったよ。はははは。」
かりおか秘密工作員は、真っ白に燃え尽きた。