日産 フェアレディZ 50周年記念モデルに試乗しました!
ついに新型フェアレディZが発表されましたね!まあこのご時世、モデルチェンジで存続するだけでありがたいのですが、524万円という価格にがっかりした方も少なくないのではないでしょうか。そこで注目なのが1代前のこのモデルです!生産期間が長かったので玉数は豊富ですし、中古で100万円台〜あるのでリーズナブル。今回試乗した50周年モデルは、カラーリングや細かいパーツが専用装備ですが、走りや快適性は標準モデルと変わりません。果たして、今買っても満足できる1台なのでしょうか?試乗レビューです!
●居住性★★★★
やはりスポーツカーなので、乗り心地は固いんだろうな・・と予想していたら、いい意味で裏切られました。確かに路面の凹凸は伝えてきますし、タイヤハウスからは小石を跳ねる音が聞こえてきますが、乗り心地は思ったほど悪くないですね。ボディがしっかりしているので、望外に快適です。首都高の段差も嘘みたいに安定して通過できます。
静粛性も悪くないですね。低速域ではエンジン音も控えめです。アクセルを踏み込むと、気持ちいいサウンドが車内に入ってきます。
インテリアですが、アナログメーターはこういう車には似合っていて特に古さを感じさせないですね。ダッシュボード上の3連メーターも雰囲気があります。50周年記念の特別カラーのシフトやシートの質感もいいですね。ただ、ナビ周りのデザインと質感は時代を感じさせます。シートも高さが変わらず、座面の前と後ろが上下するタイプなので、最適なポジションを取りにくいです。
●動力性能★★★★
全域に厚いトルクがありますね!さすが3.7LのNA V6エンジンです。パワーも336馬力と、そんなにすごいわけではないのですが、数値以上の力強さを感じます。なんというか、最近のエコエンジンにはない、ガソリンを必要以上にケチらない力強さと質感を感じます。吹け上がり自体はスープラと比べるとシャープさで劣後しますが、GTカーとしては悪くないテイストです。
●ハンドリング★★★★
全長4260mm,ホイールベースも2550mmと短いので、思ったよりクイックに曲がりますね。レスポンスも上々です。電子デバイスによるクイックな味付けとは異なり、素材そのもののハンドリングの良さを感じます。
●総合評価★★★★
設計自体は結構古いのですが、フェアレディZ、中々よかったです!もちろん、最新のスープラのようにガッチリしたボディやシャープなハンドリングはありませんが、気持ちよくツーリングしながらコーナーも中々楽しめる、万能なGTに仕上がっています。GTRよりも持て余さない感じもいいですね。見た目も走りも少しクラシカルなところを感じさせますが、それも今となっては味と言えます。と言うことで、お勧めですよ!
では、動画をどうぞ!