マンションの長期修繕計画について。 色々なマンションと接して。
課題を持ったマンションもあります。 例えば、分譲時の長期修繕計画のままで、見直しが出来ていないマンション。
最初に作られた長期修繕計画は、一般的なケースを想定しています。 状況に合わせて作り替えないと、計画は役に立ちません。
計画見直しには、劣化診断を行ってマンションの現状を知ることから始まります。 では、誰に診断をしてもらえば良いのでしょうか?
① 分譲会社 : 避けた方が良いでしょう。 理由は、不具合をごまかされる恐れがあるからです。 診断して瑕疵があった場合を想定してみれば、判ると思います。 従って、分譲会社の系列会社・密接な関係の会社も避けるべきです。
② 管理会社 : 管理を委託している会社でも、注意して下さい。 修繕に関して、管理組合の立場になれる管理会社かどうかがポイントです。 分譲会社の子会社や系列会社だったら避けるべきです。 系列ではなくとも、分譲会社と利害関係が一致する管理会社だったら注意が必要です。
③ 工事を発注する業者 : やはり、不安があります。 工事を請け負いたいとか工事費を高くしたいなどの目的で、診断が歪められる恐れが。 例えば実際よりも劣化が進んでいると報告される、などです。
④ 信頼できる専門家 : 最も推奨する方法です。 建築士や民間の診断業者などです。
専門家の紹介は管理委託会社に頼むのが一般的ですが、上述 ② には留意されて下さい。
心配なときは、マンション管理士やNPOなどに相談されることをお勧めします。
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