2012年8月24日(金)より、日本経済新聞朝刊東京版 25面、大阪版19面の経済教室
のコーナーで三菱総合研究所が記事を提供している、ゼミナール「シニア消費の実態」
(全10回)の掲載がスタートしました。
本稿では日経新聞2012年8月27日(月)の第2回の記事(下記)から関連項目を纏めて
みることにしました。
日本の消費市場が2010年の284兆円から2020年に0.9%増えて312兆円に
達すると予測した。(By三菱総合研究所)
さらに世帯のタイプ別では若年層(世帯主が39歳未満)の消費は年平均1.4%減る一方
シニア層(世帯主が60歳以上)は年平均1.9%増加。また中年層(世帯主が40~59歳)
でも年平均1.4%消費市場が拡大する。
総務省の都道府県別世帯主の男女別年齢5歳階級別家族累計別世帯数によれば
2010年における若年層(世帯主が39歳未満)の世帯数は1,235万世帯、
シニア層(世帯主が60歳以上)では2,119万世帯、中年層(世帯主が40~59歳)は
1,676万世帯となるので全体として消費市場は拡大する。
全世帯数が5,029万世帯で消費支出総計が284兆円(2010年)から1世帯当たりの
年間消費支出は約565万円であることが判ります。
日本の人口を1億2,665万人とすると1世帯平均約2.5人となり1人当たりの消費支出は
226万円となります。
日経新聞(2012-8-27)掲載の消費市場の変化の表の詳細は下記。
さらに、上記の日経新聞の記事にはシニア層が求めるサービスの特徴は
1)説明なしでも用途や利点が明確
2)見近な娯楽
3)環境指向
具体的にシニア層が他の年代よりも保有率が高いものはLED電球、IHクッキングヒーター
ケーブルテレビの利用した人の割合と指摘している。
上の表はニッスイのHPよりコピーしたものでシニア世代が優先的にお金を使いたいものを
リストアップしたものである。(出所は下記)
http://www.nissui.co.jp/academy/data/05/data_vol05.pdf
1位 健康維持や介護のための支出
2位 旅行
3位 子供や孫のための支出
4位 住宅の新築、増改築、修繕
5位 冠婚葬祭
6位 友人等との交際費
7位 家電などの購入
8位 自動車などの購入(含むオートバイ)
9位 自己啓発、学習
10位 衣料品の購入
上のグラフはシニア層の人口推移で2005年に50歳以上のシニア層が約40%であった
のが2030年には50%を超える見込みである。(出所:ニッスイのHPシニアの消費動向より)
次に高齢社会白書のデータから少し紹介をします。
政府は2012年6月15日、高齢化の状況や、高齢化に対応する政策の動きを内閣府が
まとめた2012年版の「高齢社会白書」を閣議決定した。公表は8月。
この中で、今後の超高齢社会に向けて、「65歳以上」を「支えが必要な側」ではなく、
「支える側」ととらえる意識改革が必要などとの考え方を示している。
1)要介護・要支援者数、9年間で186万人増加
2)最後を迎えたい場所として、過半数以上が自宅を希望
3)高齢者は毎日を楽しむことに力を入れたい人が増加
4)貯蓄額は多いが病気・介護の準備、生活補填などでサイフの紐は堅い
5)子供や孫への相続したい人は多い
6)ホームレスの高齢者の比率は高い
7)一人ぐらしの男性は孤独になりやすい
上記のような内容も盛られています。
上のグラフは2010年の高齢者世帯の家計収支である高齢夫婦の無職世帯での
1ヶ月の収入は約26万5千円であり、貯蓄を切り崩し(毎月4~5万円)ての様子が
判ります。
上の表は65歳以上の高齢者と全体世帯の世帯貯蓄額の分布である。
65歳以上の世帯で3,000万円以上の貯蓄がある世帯の割合は約25%で
4世帯に1家族は3,000万円以上の貯蓄を有している。
平均金額で見ても2,257万円あるが、一方で100万円未満の貯蓄額の世帯が
約7%あることも忘れてはならない。
こうしたことから暮らし向きに心配のない高齢者は約7割と白書では表現している。
また生きがいについても60歳以上の高齢者の約8割が生きがいを感じていると
まとめられています。
本日は折りしも敬老の日です。
2012年9月17日付けの神戸新聞朝刊に下記の記事が掲載されていました。
65歳以上の人口が3,000万人を突破したこと貯蓄高の中央値は1,464万円で
あることなどが指摘されています。
とりとめのない話となりましたが、今回はこれで投稿させていただきます。
参考サイト
日本の人口の歴史 縄文早期には2万人だった日本の人口
のコーナーで三菱総合研究所が記事を提供している、ゼミナール「シニア消費の実態」
(全10回)の掲載がスタートしました。
本稿では日経新聞2012年8月27日(月)の第2回の記事(下記)から関連項目を纏めて
みることにしました。
日本の消費市場が2010年の284兆円から2020年に0.9%増えて312兆円に
達すると予測した。(By三菱総合研究所)
さらに世帯のタイプ別では若年層(世帯主が39歳未満)の消費は年平均1.4%減る一方
シニア層(世帯主が60歳以上)は年平均1.9%増加。また中年層(世帯主が40~59歳)
でも年平均1.4%消費市場が拡大する。
総務省の都道府県別世帯主の男女別年齢5歳階級別家族累計別世帯数によれば
2010年における若年層(世帯主が39歳未満)の世帯数は1,235万世帯、
シニア層(世帯主が60歳以上)では2,119万世帯、中年層(世帯主が40~59歳)は
1,676万世帯となるので全体として消費市場は拡大する。
全世帯数が5,029万世帯で消費支出総計が284兆円(2010年)から1世帯当たりの
年間消費支出は約565万円であることが判ります。
日本の人口を1億2,665万人とすると1世帯平均約2.5人となり1人当たりの消費支出は
226万円となります。
日経新聞(2012-8-27)掲載の消費市場の変化の表の詳細は下記。
さらに、上記の日経新聞の記事にはシニア層が求めるサービスの特徴は
1)説明なしでも用途や利点が明確
2)見近な娯楽
3)環境指向
具体的にシニア層が他の年代よりも保有率が高いものはLED電球、IHクッキングヒーター
ケーブルテレビの利用した人の割合と指摘している。
上の表はニッスイのHPよりコピーしたものでシニア世代が優先的にお金を使いたいものを
リストアップしたものである。(出所は下記)
http://www.nissui.co.jp/academy/data/05/data_vol05.pdf
1位 健康維持や介護のための支出
2位 旅行
3位 子供や孫のための支出
4位 住宅の新築、増改築、修繕
5位 冠婚葬祭
6位 友人等との交際費
7位 家電などの購入
8位 自動車などの購入(含むオートバイ)
9位 自己啓発、学習
10位 衣料品の購入
上のグラフはシニア層の人口推移で2005年に50歳以上のシニア層が約40%であった
のが2030年には50%を超える見込みである。(出所:ニッスイのHPシニアの消費動向より)
次に高齢社会白書のデータから少し紹介をします。
政府は2012年6月15日、高齢化の状況や、高齢化に対応する政策の動きを内閣府が
まとめた2012年版の「高齢社会白書」を閣議決定した。公表は8月。
この中で、今後の超高齢社会に向けて、「65歳以上」を「支えが必要な側」ではなく、
「支える側」ととらえる意識改革が必要などとの考え方を示している。
1)要介護・要支援者数、9年間で186万人増加
2)最後を迎えたい場所として、過半数以上が自宅を希望
3)高齢者は毎日を楽しむことに力を入れたい人が増加
4)貯蓄額は多いが病気・介護の準備、生活補填などでサイフの紐は堅い
5)子供や孫への相続したい人は多い
6)ホームレスの高齢者の比率は高い
7)一人ぐらしの男性は孤独になりやすい
上記のような内容も盛られています。
上のグラフは2010年の高齢者世帯の家計収支である高齢夫婦の無職世帯での
1ヶ月の収入は約26万5千円であり、貯蓄を切り崩し(毎月4~5万円)ての様子が
判ります。
上の表は65歳以上の高齢者と全体世帯の世帯貯蓄額の分布である。
65歳以上の世帯で3,000万円以上の貯蓄がある世帯の割合は約25%で
4世帯に1家族は3,000万円以上の貯蓄を有している。
平均金額で見ても2,257万円あるが、一方で100万円未満の貯蓄額の世帯が
約7%あることも忘れてはならない。
こうしたことから暮らし向きに心配のない高齢者は約7割と白書では表現している。
また生きがいについても60歳以上の高齢者の約8割が生きがいを感じていると
まとめられています。
本日は折りしも敬老の日です。
2012年9月17日付けの神戸新聞朝刊に下記の記事が掲載されていました。
65歳以上の人口が3,000万人を突破したこと貯蓄高の中央値は1,464万円で
あることなどが指摘されています。
とりとめのない話となりましたが、今回はこれで投稿させていただきます。
参考サイト
日本の人口の歴史 縄文早期には2万人だった日本の人口