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BS3 海を渡った600体の神仏 ~明治9年エミール・ギメが見た日本~(2003年)を視聴して on 2021-1-19

2021年02月15日 04時59分10秒 | Weblog

BSプレミアム 2021年1月19日 午前9時00分~ 午前11時10分に放送された下記の

番組を視聴しました。この番組で記憶に残った事項を写真紹介します。

現在もフランスのパリ市で鑑賞できるギメ美術館とチェルヌスキ美術館

(パリ市立アジア芸術美術館)があります。

番組内容

ハイビジョンスペシャル 海を渡った600体の神仏 ~明治9年エミール・ギメが見た日本~(2003年)
日本の仏教美術をヨーロッパに知らしめたエミール・ギメ。
維新後の混乱が続く明治9年、日本を訪れ70日間の滞在で600体の神仏像、300点の仏教関係書を
フランスに持ち返った。写真家の浅井慎平がナビゲーターとなって、ギメの精力的な文物収集の
足跡をたどり、いまだ霧の中にある「廃仏毀釈」に焦点を当てる。

チェルヌスキ美術館(パリ市立アジア芸術美術館)を創設したエンリコ・チェルヌスキ

(1821~1896)と東京都目黒区にある浄土宗の幡龍寺の仏像についても紹介されていた。

パリ・コミューンの悲劇に深く衝撃を受け、チェルヌスキは1871年9月から1873年1月まで、
若き美術評論家、テオドール・デュレ(1838ー1927)を伴い、世界を周る旅に出ます。

日本と中国に滞在した際に、およそ5000点の美術品を購入し、これが彼の蒐集品の柱となります。
持ち帰ったコレクションは、当時、非常に珍しいもので、とりわけ青銅作品はまったく例を
見ないものでしたが、これらは東洋博覧会(1873年8月ー1874年1月)の産業館で展示されました。

 

 

ギメ美術館とギメ

上の2枚の写真はギメ美術館の展示を鑑賞する写真家の浅井慎平さん

上の写真はギメ美術館の展示

上の写真はギメ美術館の玄関の銘板


ギメ美術館の創設者エミール・エチエンヌ・ギメ(1836-1918年)について
彼はフランス政府より「極東学術調査」ということで日本、中国、インドの各国を回り
宗教を調査した。明治9年(1876)に来日したギメはあらゆるものを扱い、
現在、その収集品はフランスのギメ美術館で展示されている。

1889年11月に、パリ6区イエナに新しい「宗教美術館」を建設しフランス国家に寄付し、

開館した。これがギメ美術館の母体となった。

ギメと米国の画家のフェリックス・レガメは明治9年(1867)8月26日、横浜に上陸した。
東京では、アメリカから来る途中に知り合った松本壮一郎宅を訪ね、
彼に東京を案内してもらっている。また日本に来てから作品を通して知った河鍋暁斎を訪ね、
親交を交わした。
東京では、文部大丞(局長級)・九鬼隆一とも面会している。京都では浄土真宗の幹部らと会見。
ギメとレガメは、11月3日、神戸より出港、中国、インドを経由して1877年3月に帰国した。

上の写真はギメの極東旅行報告書(1877)

廃仏毀釈

上の写真は廃仏毀釈の図(図説日本仏教史より)

上の2枚の写真は書籍「明治維新 神仏分離史料」の外観と序文

 

 

チェルヌスキ美術館(アジア芸術美術館)

上の写真はチェルヌスキー美術館の建物外観

チェルヌスキ美術館(パリ市立アジア芸術美術館)の公式サイト:

 Musée Cernuschi | Musée des Arts de l'Asie de la Ville de Paris

上の写真は創設者のエンリコ・チェルヌスキ(1821~1896)

上の写真はチェルヌスキに同伴して1871年9月から1873年1月まで、世界を廻った
若き美術評論家、テオドール・デュレ(1838ー1927)

上の写真はテオドール・デュレ (Theodore Duret)が書き残したアジア周遊記 En Asie

海を渡った幡龍寺の仏像

上の写真はチェルヌスキ美術館で一番大きい仏像

この仏像は東京都目黒区の幡龍寺から持ち出されたものである。

運搬の際、分割して運ばれた為その跡が残っているそうです。

上の2枚の写真は東京都目黒区にある浄土宗の幡龍寺

上の写真は幡龍寺の仏像が描かれている古い絵図

上の写真は取材に応じた幡龍寺の長老 吉田嚞雄(てつお)さん

 


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