(沖縄地裁前の事前集会)
連日、高江の取組が続く。今日は、国が、地元住民2名を訴えた、いわゆるスラップ訴訟の口頭弁論だ。
(このスラップ訴訟については、沖縄平和ネットワークのサイトの赤嶺弁護士の論文が分りやすい。)
40名ほどが集まり、これはダメかなと思ったが、運よく抽選に当たった。関係者に譲ろうとしたが、「入ってくれ」ということで、法廷に入る。
今日の法廷はまず、昨日の防衛局交渉で、防衛局が「係争中」を理由にいっさいの回答を拒否したことについての抗議から始まった。「裁判では、オスプレイの問題等については、本件とは関係がないとして証拠調べ等に反対しているのに、直接の交渉の場では、係争中を理由に答えないというのはおかしいではないか! これこそ、この訴訟が嫌がらせのスラップ訴訟であることを示している!」 被告として訴えられた住民の会代表や弁護士さんの追及が素晴らしい。思わず傍聴席で拍手。いつも感心するのだが、沖縄の裁判は、若手の弁護士さんが大勢参加し、頼もしいかぎりだ。
その後、国が提出した現地のDVDが上映された。被告として訴えられた2人が、いったいどのような妨害行動をしたというのか立証せよとして出されたDVDだが、ゲート前でわずか数人が、静かに座り込んでいるだけのもの。とても、妨害行動といえるようなものではなく、傍聴席からも失笑がもれるほどだった。
そして、注目の証人採用が決定された。こちらから提出した3人の証人申請は全て採用された。
アセスメントの問題点について、WWFジャパンの花輪伸一さん、オスプレイの危険性等について軍事評論家の前田哲男さん、そして、住民の会のMさん。被告として訴えられた住民の会代表の2人の尋問もある。国からは、現地を担当していた職員が一人採用された。
これらの6人の証人尋問が、8月23日~25日の午前、午後にかけて集中的に行われる。いよいよ高江の裁判も最大の山場に入る。