チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

8月2日、オール沖縄会議が安和の死傷事故について沖縄防衛局長交渉 --- 事故から1ケ月以上が経過したが、今も、事故の状況・今後の安全策等について何の説明もない。このままでは、土砂搬送再開の目途もない

2024年08月03日 | 辺野古/ 本部塩川港・安和桟橋
 今日(8月3日・土)は、南風原町島ぐるみ会議の学習会に呼ばれた。いつものような講演会形式ではなく、テーマ毎に短く話をしてすぐに意見・質問を出してもらう学習会。活発に意見が出され、私も勉強になった。

 昨日(8月2日・金)午後は、嘉手納の沖縄防衛局へ。オール沖縄会議と「うりずんの会」(沖縄選出野党国会議員団)の安和の死傷事故についての沖縄防衛局長交渉に参加した。
 ここでも防衛局長は、「事実関係の詳細は現在、確認中です。個別の問題については答えられません」という無責任な態度に終始した。事故からすでに1ケ月以上が経過したのに、まだ事実関係の確認ができていないのだ。私からは、「事実関係を確認するといいながら、事故の被害者、目撃者の話を聞こうともしないのは何故か」と追及した。

「事故原因・再発防止策」については、「沖縄県に対し適切に対応する」と答えた。しかし現状では今回の事故について、とても対外的に説明できないのだろう。この調子では、搬送再開の目途は立たない。

 最後に、「事故原因・再発防止策」がまとまったら、オール沖縄会議にも説明するよう強く求めて交渉を終えた。


 オール沖縄会議、「うりずんの会」の要請と防衛局長の回答は下記のとおりである(一部略。全文は末尾に添付)。

<要請1>
 今回の死傷事故の原因は、防衛局が辺野古新基地建設事業の工事を急がせるために、業者に無理を強いたことにあると思われる。防衛局は、全ての工事を中断し工事の在り方を全面的に見直すこと。

<防衛局長の回答>
 「6月28日に、普天間代替施設建設事業に関し、埋立土砂を鉱山から港に運搬しているダンプトラックによる人身事故が発生し、警備員1名が亡くなり、抗議活動を行っていた方1名が負傷されました。
 現在、事故が発生した安和桟橋と、同様の作業を行っている本部港の2ケ所にいて、再発の防止を検討するため、埋立土砂のダンプトラックによる搬入作業を中止しております。」

<要請2>
 沖縄県知事は6月28日、今回の死傷事故を受け、防衛局に対して、「事故原因が究明され、安全対策がされるまでの間は、土砂搬出作業を中止する」よう求めた。知事は、辺野古新基地建設事業の公有水面埋立法に基づく承認権者であり、何よりも国道449号の道路管理者である。また、安和桟橋の公共用財産使用申請の許可者でもある。防衛局は一方的に搬出作業の再開を決めるのではなく、「事故原因」、「安全対策」について知事に説明すること。

<防衛局長の回答>
「今後の事故状況等を踏まえ、沖縄県に対して適切に対応してまいります。」

3.抗議運動は、辺野古新基地建設反対という県民の民意に基づく行動であり、憲法第21条により保障された基本的人権としての市民の表現の自由の行使であり、憲法の実践でもある。今回、負傷した市民を含め、現場で抗議運動に参加している市民には、非難されるべき事情は全くない。
 私たちはこれからも、県民の民意と憲法に従い、安全に配慮しながら、現場での抗議運動を継続する。

<防衛局長の回答>
「安和桟橋出入口においては、抗議活動を行っている方に対して、安全を確保する観点から、工事車両の前に飛び出さないよう必要な警告を行うなどの対応をとり、工事車両の誘導を行ってきました。
 事業については、引き続き安全に留意しながら工事を進めてまいります。」








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