26日(火)、京都に行き、ZENKOのスピーキングツアーで、「代執行でも頓挫する辺野古新基地建設事業」と題して講演をした。京都での講演はちょうど1年ぶりになる。
概ね、下記のような話をした。
代執行で今年の初めからとうとう大浦湾での工事が始まった。海上ヤード工事、A護岸工、弾薬積載エリアでの埋立て、土砂積上げ場となるN1、N2護岸工、将来の大浦湾の埋立に備えた辺野古側への土砂仮置工、死傷事故の原因究明もないままの安和桟橋への土砂搬入作業再開、宮城島からの埋立土砂調達開始、奄美大島からの埋立用材調達のための特定外来生物調査----。防衛局は、県の行政指導等を無視し、強引に工事を続けている。
しかし、海上ヤード工は6月末から止まり、A護岸工も遅々として進まない。本来なら既に地盤改良工事やそのための敷砂工が始まっている計画だったが、全ての工事は大幅に遅れている。
しかも、海面下90mまで軟弱地盤が続いている辺りで、今まで頑なに拒否し続けてきたボーリング試験を実施せざるを得なくなり、設計の見直し(再度の設計変更申請)も不可避となっている。
防衛局は、ともかくいろんな工事に手を付け、「事業は順調に進んでいる」と見せつけたいのだろう。しかし、焦っているのは政府なのだ。状況を冷静に把握し、決して屈することなく反対運動を進めていこう。
(SさんのFBより借用)