9月10日(土)、午前4時過ぎに那覇を出発、高江へ。今日は毎週水・土の大行動の日だ。
午前6時過ぎに高江着。メインゲートの北・高江橋の両側に車を止め、工事車両を通行させない態勢に入る。それでも中央部は車1台が通れるスペースを開けているので、一般の車の通行には支障がない。
午前7時頃、集会が始まった。200名ほども集まっているだろうか。赤嶺政賢衆議院議員や県会議員、市町村議員さんらも多く参加されている。やがて平和市民連絡会がチャーターした大型バスが着いて、午前8時頃には参加者は300名近くになった。
午前9時頃、北の安波の県道で阻止線をはっているグループから機動隊が来たという連絡が入った。半数ほどが歩いて北上。ところが、N1ゲート前では機動隊の大型バスが車線を完全に封鎖してしまっている。これが警察のすることかと皆で抗議。
国頭村に入った辺りで、北から向かっていた機動隊が撤退したという連絡が入り、そのまま集会を始める。この場の参加者は170名。北のグループ、N1ゲート前のグループ、N1裏のグループなどを合わせると今日は、総勢400人ほども集まっているだろうか。さすがにこれだけ集まると、工事車両や作業員の車の進入を完全に阻止することができる。
N1ゲート前の封鎖が解除されたので、車を出して北の様子を見にいく。20台ほどの車両が片側に停まり、機動隊の車両が近づけば阻止する態勢に入っている。
N1裏から揚水発電所の入口の辺りでも機動隊の進入を阻止している。
県道70号線の北では、機動隊の強制排除が始まった。あわててN1裏から戻り、阻止行動に合流する。女性たちは、機動隊車両の前に座り込んで動かない。いつも女性たちの方が果敢に闘う。結局、ここを機動隊が通過したのは、正午をまわっていた。
午後2時頃、ヘリコプターによる機材の空輸が始まった。ところが5往復をしただけで終了。今日は陸路からの工事現場への進入を阻止されたので、これはメンツだけの飛行ではないか?
昨日の重機とは違い、今日は小さな機材の空輸。軽いものだから吊り下げているロープが大きく風に流れている。この程度の機材までヘリコプターで運ぶのだから、いったいこのヘリパッド工事の総費用はどこまで膨れあがるだろうか? 直接の工事費だけではなく、警備の全国からの機動隊員らの費用などを含めると凄まじい金額となっている。たかがヘリパッド一つ造るのになんという馬鹿げたことだろう。