12月25日(月)、早朝から辺野古へ。また冬型の気圧配置となり、海は荒れている。大浦湾は波が高いので汀間漁港からの船は出さず、辺野古漁港から抗議船2隻を出した。私は、Aさんと「不屈」を担当。この船にはGPS装置が付いているので、OさんとN5護岸、K1護岸が何mほど進んでいるかを測量するのだ。他には「ブルーの船」。カヌーは13艇だった。
辺野古側でも作業区域(臨時制限区域)いっぱいに進入防止用のフロートが設置されてしまった。N5護岸の造成ももかなり進んでいる。海上を回りながら、今後、工事はどう進んでいくだろうか考え続けた
風が強く寒さが厳しかったが、カヌーメンバーらは何度もフロートを超えて工事現場に迫っていった。海保の数が多く、カヌー1艇毎に保安官が5人ほど乗ったボートが規制にあたるので、フロートを超えてもすぐに規制されてしまう。それでも、皆、何回もフロートを超える抗議行動を続けた。
(広範囲に張り巡らされたフロート)
Yさんもフロートを超えたところで海保に規制されてしまった。しかし、すぐにYさんは立ち上がり、大声で護岸工事の作業員らに訴え始めた。
「ここは命の海です。ここを戦争のためには使わせない。作業員の皆さん、どうかブロックを入れるのを止めてください。作業を止めてください。あなたたちの命も、誰の命も大切なのです。」
不安定なカヌーの上に立ち、Yさんは叫び続けた。海の中でカヌーを押さえていた海保も、圧倒されたのか、そのまま見守り続けた。
(K1護岸の先端に石材を入れた袋材を置きはじめた。正月休みに向けた作業のようだ)
(大浦湾は風が強く、白波が立っていた)
午後は本部町へ。本部町島ぐるみ会議の皆さんと、本部港の過去3年間の港湾使用許可や使用料金に関する書類等の開示を受けた。27日は、沖縄県と本部港の問題について交渉が予定されている。