チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

9月2日、安和桟橋から辺野古・大浦湾へ --- 何故、民間企業が歩道を完全封鎖し、市民の通行を制止できるのか! 沖縄県(道路管理者)の毅然とした対応を!

2024年09月02日 | 辺野古/ 本部塩川港・安和桟橋
 今日(9月2日・火)は朝から安和桟橋へ向かった。
 午前10時頃着いたが、桟橋からは運搬船への土砂積込みが続いていた。8月29日から警備の仕方が変わったとは聞いていたが、今日もやはり、出口部分の歩道に大勢の警備員がネットを持って立ち、完全に封鎖しているため、通れない。その間、次から次へとダンプトラックが出ていく。
 警備員に、「向こうへ行くから通してくれ」と言っても、「安全を確認中ですから待ってください」というだけで頑として通そうとしない。「通さないという法的根拠を説明せよ」と聞いても、全く答えない。
 機動隊員がいたので、「何故、民間の警備員が歩道を封鎖できるのか。警察が注意すべきではないか」と言ったが、「警備員さんに頼んでください」というだけで相手にしようとはしない。機動隊は、まるで警備会社の下請業者になったかのようだ。
 警備員に何度も「通してくれ」と繰り返すと、「何処へ行くのですか」と聞き返してきた。「ここは公道だ。何故、そんなことをあなたに言う必要があるのか」と抗議する。
 しばらくするともう一人の歩行者も来て抗議したので、やっと、フェンスの一部が開かれ、通ることができた。それでも、警備員の責任者のような男が来て、「抗議行動をするのではないですね」としつこくつきまとう。
 やっと出口部分を通過することができたが、その先の入口部分も同じ状態で、通るまでに30分近くかかった。
 まさに治外法権の異常事態だ。こんなことが法的に許されるはずはない。

 防衛局は6月28日の死傷事故の後、8月22日から、事故の経過・原因究明もないまま土砂搬送作業を再開した。
 再開後、8月22日から28日までは、1日のダンプ台数は250台~450台程度だったが、29日から歩道を完全に封鎖して搬入するようになり、700台前後のダンプが出入りするようになった(今日はなんと796台にもなったとい連絡が入った)。防衛局は、それこそ意地になって土砂搬送作業を強行しているのだ。
 こうした違法行為を止めることができるのは、道路管理者である沖縄県しかない。知事は8月21日、「事故原因の究明や再発防止策についての説明および協議がおこなわれないまま、土砂運搬作業を再開するとしたことは誠に遺憾です」とコメントしたが、その後、不可解なことに県は何の対応策も講じていない。29日からの歩道完全封鎖、ダンプの急増も、こうした県の対応の弱さに乗じたものであろう。
 沖縄平和市民連絡会は、明日、沖縄県土建部と交渉する。安和桟橋の現状についても追及したい。






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