4月1日(土)。今日は、キャンプ・シュワブ前の座り込みが始まってちょうど1000日。午前7時からは毎週土曜日の議員団集会、そして午前10時からは「座り込み1000日集会」が行われた。生憎の雨のため、午後に予定されていた海上パレードは中止となったが、ゲート前の集会には600名ほどの人たちが集まった。
「座り込み1000日集会」が始まる前、先日釈放されたばかりの山城博治さんがゲート前にやってきた。集会参加者から、歓声と博治コールが沸き上がる。そして博治さんがマイクを握った。
「皆さん、ありがとうございました。ゲート前にやっと戻ってくることができて感無量です」、「知事には早く撤回に踏み切ってもらいたい。しかし、知事の撤回に頼るのではなく、私たち県民がゲート前の座り込みを強化しなければならない。勝つまで諦めない。諦めなければ必ず勝てる!」
博治節はもう完全復活だ。まだ、ゲート前の闘いの指揮をとることはできないが博治さんがゲート前に現れるだけで、皆、どれほど元気づけられることか。
博治さんの後、私にもマイクを回されたので、現在の工事の状況とその問題点について説明した。
撮影:N.Wさん
この日、大浦湾には沖縄県の漁業取締船「はやて」がやってきた。防衛局が違法な岩礁破砕行為をしないか監視するためだ。「はやて」の乗員は、特別司法警察職員の資格を持っている。違法行為があれば、立入調査を行い、逮捕、送検をすることができる。防衛局の違法行為を許さないために、県の毅然とした対応を期待したい。
海上作業ヤード近くには、昨日、10数個のコンクリートブロックが投下され、予定されていた228個のブロックの投下作業を全て終えたと言われている。しかし瀬嵩の灯台跡の丘から見下ろすと、ブロックの投下位置を示すフロートはあちこちに散乱した状態だ。このフロートは、本来なら、真っ直ぐ、そして等間隔に設置されていなければおかしい。おそらくは、昨日のうちに作業を終えるために、きちんと位置を確認することなく、大慌てでブロックの投下を急いだのだろう。政府は、口先では漁業権が放棄されたので4月1日以降は岩礁破砕許可の更新の必要はないと強がりを言っているが、やはり、4月に入ってからの投下を避けたものと思われる。
キャンプ・シュワブのレジャービーチ(ヤニバマ)での付替道路工事も進んでいる。これも設計概要の変更申請を行っていない違法工事だ。