15日(月)、京都での2回の講演会を終え、帰沖しました。
明日(16日・火)は、沖縄平和市民連絡会の学習会で、主に2つのテーマについて報告します。17日の県交渉に向けた説明もしますので、是非、お集りください。
7月16日(火)午後6時~8時 八汐荘(那覇市松尾)
1.辺野古への土砂搬出が続く石灰岩の採石場の乱開発を防止するために
現在、辺野古埋立のための土砂が琉球セメント安和鉱山から出されています。名護から本部に向かう国道の右側に広がるこの鉱山(石灰岩の採石場)を上空から見るとその広大さに驚きます。実に252haもあるのです。
採石場は採石法が適用され、県が認可するのですが、石灰岩の採石場は鉱山として鉱業法が適用されて国が認可します。そのため、県が鉱山についてはなかなか監督・指導ができないのですが、県土保全条例を使うという方法があるのです。
県土保全条例では、一定面積以上の土地の開発行為については知事の許可が必要とされています。本来なら鉱山についても県土保全条例が適用されるのですが、県は何故か、鉱山には県土保全条例を適用していません。乱開発を防ぐためにも県土保全条例を適用させ、知事の権限を行使する必要があります。
この鉱山は、今後、ますます辺野古への土砂搬出の中心となりますから、さらに乱開発が進むおそれがあるのです。
(琉球セメント安和鉱山の全容)
2.琉球セメント安和桟橋敷地内の土砂堆積問題と、本部港(塩川地区)の港湾使用許可について
学習会のもう一つのテーマは、17日(水)のオール沖縄会議現場部会が行う沖縄県交渉に向けた事前確認です。
沖縄県交渉 7月17日(水) 午後2時 県庁1Fロビー集合
午後3時~ 県交渉
この県交渉は主に2点について県の見解を求めていきます。
まず、琉球セメント安和桟橋敷地内に赤土条例の届なしに大量に積まれた辺野古埋立のための土砂をめぐる問題。そして、本部港(塩川地区)の違法な港湾使用(防衛局によるネットを使った通行規制)と県による港湾施設用地使用許可の問題です。
明日の学習会では、この2つの課題について、経過と問題点を詳しくお話します。
是非、お集りください。