12月1日(火)、北部訓練場・県道70号線公文書公開請求事件の第3回口頭弁論が開催された。時間がなく、FB等での案内だけだったが、個人でチラシを作って呼びかけていただいた方もあって、大勢の方が来られ、傍聴券の抽選が行われた。
(口頭弁論後、裁判所前の公園でのミニ集会(写真はNさん提供))
この裁判の内容は次のようなものだ。
北部訓練場のヘリパッド工事を阻止するために、住民らがN1ゲート前で座り込みを続けている。防衛局は座り込みを強制排除するために住民らが座り込んでいる県道70号線の路肩部分を日米地位協定の日米共同使用地から米軍の専用区域に戻す準備を進めている。刑特法違反で住民を排除し、ヘリパッド工事を強行しようとしているのだ。
私は、こうした動きを阻止するための資料を集めようと、県道70号線が日米共同使用地になった際の覚書等を県に公文書公開請求をした。県は開示決定をしたが、驚いたことに国が県の開示決定の取消を求める裁判を起こした。日米合同委員会に関する文書は絶対に公開させないというのだ。そのため、国が沖縄県を訴えるというきわめて異例な裁判となり注目を集めている。
私は、公開請求をした当事者としてこの裁判に訴訟参加を申し立て、第1回の口頭弁論で認められた。法廷では、県の代理人らと一緒に座って国と対峙している。仲井真県政時代なら想像もできなかったことだ。
次回の口頭弁論は2月9日午後3時半、次々回は4月26日午後3時半の予定。