2月8日(木)、辺野古へ。ゲート前の集会に行くと、ちょうど稲嶺さんが挨拶をされているところだった。これだけ素晴らしい人を落選させてしまったのだと思うと残念でならない。
岩波書店の『世界』(3月号)が発売された。「特集1 辺野古新基地はつくれない」には、私の「辺野古新基地はいずれ頓挫する---工事の現状と問題点」という論考が掲載されている。20頁ほどいただいたので、できるだけ分かりやすく書いたつもりだがどうだろうか? 名護市長選に間に合っておれば良かったのだが、山城博治さんのインタビュー記事とともに、今後の運動の参考にしていただきたい。沖縄でも週末には書店に置かれるだろう。
この論考の概要は末尾に掲載する。
『世界』(3月号) 辺野古新基地建設はいずれ頓挫する
<はじめに>
<辺野古新基地建設事業の工事概要>
●護岸工の構造
●当初予定されていた工事の施工順序
<現在、工事はどこまで進んでいるのか?>
●護岸工の進捗状況は総延長の数%程度
●当初と大きく異なる工事の作業順序
●夏頃にはいよいよ土砂投入か?
<事業の帰趨を握る知事の権限>
●公有水面埋立法にもとづく設計概要変更申請の承認権
●埋立承認の際の留意事項に基づく知事の承認権
●岩礁破砕許可やサンゴ類の特別採捕許可権限
<現在、進められている工事の問題点>
●石材の海上搬送---ジュゴンへの深刻な影響
●海上搬送停止を求めた知事の行政指導と県民の抗議
●巻き上がる粉塵、白濁する海---石材は洗浄されていない
●違法ダンプトラック---市民らが沖縄県警に告発
<八方塞がりに陥りつつある防衛局>
●疑われる活断層---ボーリング調査の資料公開を!
●ケーソン護岸も大幅変更か?
●美謝川の切替えができず、埋立に入れない!
●辺野古ダム周辺からの埋立用土砂搬送計画も頓挫
●辺野古漁港周辺の作業ヤードが設置できない
●埋立土砂から特定外来生物の駆除ができない
<諦めを拒み、工事を頓挫させる>