6月3日(土)、今日も早朝に那覇を発ち辺野古へ。午前7時からの海上行動のミーティングに参加した。今日は船長が多く来てくれたので抗議船は4隻だせる。私は海は休ませてもらい、ゲート前の座り込みに参加した。この間、ゲート前では機動隊の暴力的な規制がすさまじくなり、工事車両が多く入っているので、その状況を確認したいと思ったのだ。
ゲート前では最近になって逮捕者が相次ぎ、さらに昨日は機動隊の暴力によって2人が負傷して緊急搬送された。そのうちの一人は、なんと頭蓋骨骨折、急性硬膜下血腫、脳挫傷などと診断されて今も集中治療室にいるという。3年前の事業開始以降、最もひどい重傷だ。そして、機動隊は長時間にわたって市民らを「檻」に閉じ込め、その間に130台もの工事車両が中に入ったという。まさに異常な事態となっている。
防衛局はK9護岸の工事に着工したが、なかなか資材の搬入がままならず、工事は進捗していない。おそらくトップダウンで工事を急ぐよう指示が下りたに違いない。大量の工事車両を中に入れるために、機動隊に市民の抗議行動を力づくでも排除するよう命令が出たのではないかと思われる。
今日は土曜日で議員さんたちの集中行動日だった。国会議員さん、県会議員さん、市町村議員さんらが多く集まり、座り込み参加者も多かったので、午前中は工事車両が入ることもなかった。しかし、昼過ぎに参加者の多くが現場を離れた隙に、機動隊が皆を強制排除し、工事車両が入ったという。
夕刻は那覇で、辺野古・高江で不当逮捕された山城さん、稲葉さん、添田さんら3人の裁判闘争報告集会が開かれた。3人のアピールだけではなく、琉球大学の森川教授、それぞれの担当弁護士さんらからの報告もあり、共謀罪の先取りとも言える今回の不当弾圧の問題点が浮き彫りになった。